来週の6日から14日まで平成25年度の決算特別委員会が開かれます。
決算資料が膨大にあるなかで、監査委員がまとめた「決算と基金運用状況審査意見書」によると昨年1年間で滞納を逃れて「夜逃げ」(所在不明)が236件にものぼることが分かりました。
それによると市民税で133件。国民健康保険税で103件と昨年より増えています。
市民税と国保税は重複する場合がありますので必ずしも合計の件数にはならないと思われますが、市は、「夜逃げ」世帯が月10件を超えていたことを把握していることになります。
人目をはばかって姿を消さなければならなかった心情を思うと心が痛みます。
そして、行政として何らかの援助ができなかったのかと悔やまれます。
税金を滞納している人は、税金だけでなく借金を抱えている場合があります。
収入があってもサラ金の支払いに追われている場合や病気で働けないなどの理由をかかえてることもあります。
私は、負担能力があるのに払わない方と払いたくても払えない方を同列には扱ってはいけないと思っています。
その方が、抱えている理由をよく確かめ、アドバイスや援助ができれば、その方は生活再建の方向が見いだせるのではないでしょうか。
滞納者のなかには、生活保護を受けることで生活を立て直す事ができた人もいます。
生活保護だけが解決策ではありませんが、収納第一主義より市民の生活支援を第一にすえる収納活動を願うものです。
今日は、佐賀市で会議です。もうすぐ出かけます。