自民、公明の与党は、野党が2月に共同提出した「安保法制の廃止法案」を「審議しない」方針を決めたと新聞が報道しています。
昨年9月に、国民の強い反対や不安を押し切って強行成立させた後、安倍首相は「粘り強く説明をおこなって参ります」と語っていました。
せっかく野党案が提出された対案に、与党の論客が質問に立ち野党を相手に堂々と論戦を交わして「安保法制」の優位性を主張すべきです。それが、安倍首相の約束を果たす絶好のチャンスではないでしょうか。
安倍政権は、野党が憲法53条に基づいて昨年秋に臨時国会の招集も拒否をしました。安倍政権は、国会の数の力で自分の都合の良いことはごり押しし、不都合なことは無視する態度はいただけません。
異論にも耳を傾け、議論を通じて理解を深めるのが民主主義であり、言論の府である議会の努めではないでしょうか。
逃げない論議を求めたいものです。
写真は、散歩先で見かけました。