玄海原発から30キロ圏内に位置する長崎県松浦市の友宏郁洋市長も「玄海原発の再稼働は容認できない」と表明したことが、今朝の佐賀新聞が報じています。
友宏市長は「市の全域が30キロ圏内に入るので不安を抱いている市民が多い」と反対の理由を述べています。
長崎県内の30キロ圏内の自治体では、壱岐市長が反対を表明し、平戸市議会が全会一致で反対する意見書を上げています。
佐賀県議会の自民党による「再稼働容認」へ強行しようとするなかで、周辺自治体から反対の声があがっているのに佐賀県だけの、玄海町だけの首長の判断だけで再稼働が許されるのでしょうか。
6日は、唐津市議会の原発対策特別委員会が午後1時半から開かれます。
唐津市議会も何らかの意思表示をする時期が来ています。
当日は、午前中に福岡県、長崎県、佐賀県の3県議員有志で山口知事に「慎重な対応を求める」申し入れをおこないます。
福島第一原発から50キロも離れている福島県飯館村で、放射線量が高い帰還困難地区の長泥地区住民のアンケートで回答者のほぼ半数が「地区に戻らない」との結果が報じられています。
福島の教訓を真摯に受け止めるのであれば「動かさないこと」が正しい判断ではないでしょうか。