玄海原子力防災訓練が明日実施されます。
今年は、3・4号機が再稼働して初めてとなる訓練なります。
それが、朝8時からお昼1時30分で終了するという短い訓練になっています。
通常では、午後3時半頃まで実施されていました。昨年度は二日間にわたっておこなわれました。
原子力防災訓練は、地域防災計画(原子力災害対策編)等に基づき、防災業務関係者の防災対策に対する習熟及び防災関係機関相互の連携協力体制の強化並びに地域住民の原子力防災意識の向上を図ることを目的に実施されてきました。
今回は、」全島民避難や障がい者施設での訓練など新しい取り組みも実施されますが、あまりにも短い訓練に「帳面消し」ともとれます。
3・4号機が稼働したので、一区切りついたとの認識なのでしょうか。
玄海原発から5㎞圏の住民は「避難」し、それ以外の人は「自宅待機」して、「5キロ圏内住民の避難が済んでから避難して下さい」では、現実的ではありません。
避難場所の約4割が、自然災害のリスクを抱えている場所への避難となります。
ここにも、「原発は事故を起こさない」という安全神話が残っているように感じるのは私だけでしょうか。
明日は、「向島」の訓練の様子を視察する予定です。