九電は昨日、玄海原発2号機を廃炉にすると発表しました。
安全対策に多額の費用がかかり採算が合わない事とテロ対応拠点施設を新設する用地の確保が困難なことを理由にしています。
当然のことであります。
2号機は1981年3月に運転を始め、38年になり原則40年の運転期限まであとわずかです。
2号機は1236億円をかけ建設されましたが、20年延長するためには、安全対策などで2000億円ほどの費用がかかると云われています。
建設費の2倍近い費用は、私たちが払う利用料金に上乗せされるのです。
英国で日立が建設を諦めた原発建設費は2基で3兆円とも云われています。
「原発はコストが安い」というのは、外国から比べて安全対策にお金を掛けていないからです。福島事故でも明らかなように、電力会社や国から日本人の命を軽くみられているのです。
しかも、使用済み核燃料の再処理も処分方法も最終処分地も決まっていないのです。
こんな無責任な発電をいつまで続けるのでしょうか。
直ちに、「さよなら原発」に踏み出すときではないでしょうか。
写真は、今朝の佐賀新聞一面です。