昨日、唐松母親大会があり、映画「日本と原発4年後」というのを観ました。
「福島原発から何を学ぶか」というテーマでした。
私が印象に残ったのは、「科学・技術進歩の一般論」と云うものです。
科学技術は、新たな発見や発明によって「実用化」され、それが失敗や事故を繰り返し原因を究明し改善され、新製品として世に売り出されて、国民の暮らしを豊かにします。
自動車が、「自動ブレーキ・自動運転」へ代わろうとするのもその例ではないでしょうか。
一方、「原子力」はどうでしょうか、「フクシマ」の事故は、事故が甚大であり、無限定、不逆的で事故の原因究明さえできずにいます。それは、放射能の為に現場への立ち入りさえできずにいます。
しかも、ひとたび甚大な事故がおきれば、「種(人間)の死」をも招きます。
原発は、技術が進むほどコストがかかっています。原発建設にコストがかかると原発メーカーが海外から撤退したことからも明らかです。
飛行機や自動車などの事故は、「個の死」で終わります。「種の死」を招く事はありません。
それでも、「原発に依存」するのは、「原発ムラ」と云われるしがらみがあるからだと伝えていました。