関西電力の幹部ら20人が原発がある福井県高浜町の元助役(故人)から多額の金品を受け取った問題で、関電は2日、社内調査報告書の内容を再び記者会見を開きました。
20人のうち、元副社長と常務執行役員の2人は1億円超を受け取っていたといいます。
社内処分を受けたのはたった6人。
八木会長と豊松元副社長が報酬の2割を2カ月返上、岩根社長が同2割を1カ月返上。
ほかに、副社長、務執行役員、常務執行役員の3人は厳重注意という甘いものです。
受け取ったのは現金のほかに、金塊、アメリカドル、背広仕立券、そうめんなど多岐にわたっています。
世間の常識を大きく外れた感覚です。
こんな幹部によって、一つ間違えば多大な被害を及ぼすプラントを指揮していたかと思えば、謙虚さも緊張感もない情けなくなります。 .
九電には、このような事態はあっていないことを願うばかりです。
金品を返そうとすると「恫喝され返却をあきらめざるをえなかった」としさらに、「身の危険を感じることも」と自分は被害者であるかのような説明です。
関電の対応も「自分でもらったのだから自分で保管を」と組織としての危機感が感じられません。警察への相談もあっていません。
機嫌を損なえば原発の稼働に影響が及ぶというのであれば、関電会社として対応すべきではなかったのでしょうか。
そもそも、この金品が電気利用者の料金から生み出されたとの認識が感じられません。
10月9日(水)「玄海原発対策に係る特別委員会」が決算特別委員会終了後に開かれます。
主題は「1、2号機の廃炉計画と3、4号機の原子炉安全保護装置の更新について」です。
写真は、今朝の佐賀新聞です。
昨日の記事の中で議案質疑を11日としていたのは4日の誤りでした。
訂正をしています。