私が住んでいる近くの養豚農家が「豚コレラ」のまん延に戦々恐々としておられます。
その原因が、「野生イノシシ」による広がりによるものです。
岐阜県や長野県などで発生した豚コレラは「隔離処分」されましたが、関東の群馬県や埼玉県まで広がって収まる模様がありません。
国は、「ワクチン注射」を決断したようです。
それでも、野生のイノシシはどうしようもありません。
9日に埼玉県は、捕獲した47頭中9頭が豚コレラに汚染されていたことを発表しています。
野生のイノシシが豚コレラの「媒体」となっているのです。
野生のイノシシは、全国どこでも生殖しており、私の住んでいる処でも猟友会の皆さんが捕獲に励んでもらっていますが一向に減る気配がありません。
これも、耕作放棄地が増えイノシシの住み家となっているのも一つの原因であります。
豚舎にイノシシが紛れ込むようなことがあれば養豚農家にとっては「死活問題」となります。
侵入防止の対策はされているようですが、さらに「ワイヤーメッシュ」を張りまわすことも検討されています。
そうなれば、多額の投資で「今でも経営が苦しいのに」とため息が聞こえてきそうです。農業を粗末にしている天罰が下っているのではと思ってしまいます。