北波多徳須恵にある旧井手家住宅をご存知でしょうか。
私も知りませんでしたので先日伺いました。
北波多旧徳須恵宿の商家で、初代村長を務めた井手豊助氏が明治後期ごろに店舗兼住居として使われていたそうです。
場所は、北波多市民センター入り口から左裏に入ったところにありました。
昔ながらの土間づくりで伝統的な店構えの建物です。
映画「青い山脈」の脚本執筆で知られる井手俊郎氏は井手豊助氏の孫にあたるそうです。
現在は「草伝社」という屋号で、唐津焼の展示販売や茶道教室として活用されています。
伺った時も多くのお客様が来られていました。
抹茶をありがたく頂きました。
旧井手家住宅は、国の登録文化財原簿に登録され、このほど佐賀県の「21世紀に残したい建物」として認定を受けました。
北波多徳須恵の繁栄を示す重要な町屋建築を大切に保存活用をしていきたいものです。