希望が広がる判決が二つ

　原発再稼働阻止の裁判で画期的な判決が昨日福井地裁が出しました。　

　関西電力大飯原発３、４号機の再稼働は危険だとして住民が関西電力を相手取って運転差し止めを求め手板もので、福井地裁の樋口英明裁判長は住民側の主張を認め、運転差し止めを命じたものです。

　判決では、福島第１原発事故を念頭に「大飯原発は地震の際の冷却や放射性物質の閉じ込めに欠陥があり、原発の運転で人格権が侵害される危険がある」と厳しく指摘しました。

　さらに、安全技術や設備を「確たる根拠のない楽観的な見通しで成り立つ脆弱なもの」とし「具体的な危険性があれば運転が差し止められるのは当然」と明確の述べました。

　私が画期的だと思ったのは、「福島事故は我が国最大の環境汚染」と断じたことです。
関電の「原発は二酸化炭素排出削減に資する」と主張したことに、裁判長は「甚だ勘違い」とのべ、「原発は人格権より劣位に置かれるべきだ」と踏み込んだものです。

　関電は控訴する方針だそうですが、経済重視の再稼働ありきの安倍政権の方針転換を望むものです。

　もう一つ画期的な判決が厚木基地騒音訴訟で「自衛隊の早朝夜間の離着陸差し止め」を勝ち取った判決が横浜地裁でありました。
残念ながら「米軍の差し止めは退け」ました。
米軍は本国では絶対やらない訓練を人口の密集している都市部で早朝夜間お構いなしの治外法権で訓練をやっています。それに文句を言えない日本。

　しかし、「この壁」を破るのも時間の問題だと確信しています。

また新しい事実が

　昨日の朝日新聞のトップで「原発所員９割勝手に撤退」「福島の事故直後、命令違反」などと福島第一原発の事故直後に東電職員が職場を放棄して第二福島原発に避難したことを報じています。

　報道によると、所員の９割に当たる６５０人が吉田昌郎所長の待機命令に違反して１０キロ離れた福島第二原発に撤退したというものです。
　
　私は、第一原発が爆発で大量被爆する可能性がある時点では、所員を避難させるのは当然だし、東電の職員も人の子ですから身を守りたいと思うのは自然のなりゆきではないでしょうか。それを「職場放棄」「任務離脱」と一律に避難はできないのでは。

　私が問題と思うのは、この事実を東電や政府が３年も隠していたことです。
これ以外にも、東電や政府に都合の悪い事実が隠されているのではないかと思われます。
　原発事故の重大さから、事実をハッキリと伝え検証することが何よりも大事です。

ハウスミカンの収穫まじか

　ハウスミカンが色づいてきました。
私の田んぼの入り口にハウスミカンをつくっている農家があります。
枝いっぱいに成ったミカンが収穫を迎えようとしています。

　今の時期に出荷するためには、相当な灯油を使われているようです。
アベノミクスは、円安をもたらしました。
農家は、原油高で困っています。

　ハウスの中に入って写真を撮ろうとしましたが、保温効果を上げるために入れませんでした。

野いちご

　田んぼの横の草むらに野いちごがたくさん実っています。
今年は天気がいいので、大きい実がなっています。
食べるとほのかに甘く、小さな実の種がプツプツとします。
赤い方が少し黄色より甘いです。
少しだけ子どもの頃を思い出しました。

これは何でしょうか？

　農道の脇に花みたいな変なものが三本突き出ています。
長さは５０センチはゆうにあるとおもいます。

　みなさんわかりましたか。
正解の方には、豪華景品はありませんが私の気持ちをあげます。



　

ネズミのいたずら

　インターネットが９日の朝から使えない状態でした。
しばらくすると直るだろうと思っていましたが、「電話もFAXも使えない」ということでauに連絡。
auは、「屋外はNTTです」ということで、やっとNTTさんにきていただいて直してもらいました。

　原因は、「ネズミのいたずら」でした。
細い線をかじっていたようです。
お騒がせなネズでした。

　今朝は、朝から田植えの準備をしています。
雨が降らないので苦労しています。早く雨が降って欲しいものです。

世界一速い91歳のアスリート

　世界一速いおばあちゃんが熊本市の八代市におられると「新婦人しんぶん」5月１５日付けのトップで伝えています。
その人は、守田満（91歳）さんです。
守田さんは、新たな記録に挑むために週3日子どもたちと練習に励んでおられるそうです。

　90歳を超えてもなお挑戦する精神力と体力維持には見習わなければならないことばかりです。
しかし、私のような怠け者のにはとても真似のできることではありません。

　守田さんは、戦争のなかで育ち、戦後の混乱の中で青春を過ごした体験から「平和だからこそスポーツが楽しめます」とおっしゃっています。

守田さんの達成した世界記録

2003年に（80～84歳）200㍍を40秒78
2008年に（85～89歳）100㍍を19秒83
2008年に（85～89歳）200㍍を45秒68
2013年に（90～94歳）100㍍を23秒15
2013年に（90～94歳）200㍍を56秒62

ずさんな原子力避難計画露呈

　佐賀市は１２日、玄海原発事故からの避難住民を「唐津市民４万人を引き受ける」と住民団体の質問に答えました。
　それによると、長期受け入れは想定せず、避難場所は１人あたり２㎡を割り当てるとしています。
さらに、要援護者数は把握していないとも回答しています。

　佐賀市は、「避難は一時的なものであり仮設住宅の長期滞在は想定していない」としており、体育館などの「一時避難場所」の居住面積が畳一枚ほどの広さしか確保していないことは「人間としての尊厳を損なう」ものです。

　しかも、「要介護者数を把握していない」ということは、唐津市も把握していないということでもあります。「福祉避難所」の場所や運営方法がどうなっているのか不明です。
　「フクシマ」では、避難途中や避難先で多くの方が疲労や精神的なストレスで亡くなった教訓が生かされていません。

　こんなずさんな避難計画のままで再稼働は絶対許せません。　

　写真は１０日におこなわれた「フクシマから考える避難計画」の学習会の模様です。

翼賛化する国会

　９日、衆院本会議で、改憲手続き法案が自公民維み結生7党共同で強行されました。
安倍政権の軍国主義復活への暴走のもと、国会の「翼賛化」が進んで怖い感じがします。
　５月３日の憲法記念日に私が「平和憲法を守ろう」と街頭から訴えていると、見知らぬ中年の女性が車を降りて「がんばってください」と声をかけられました。

　日本共産党への期待が唐津でも広がっていることを実感しました。

　安倍自公政権の暴走と翼賛化する国会に、日本共産党がある限り、戦前には決して逆戻りさせてはなりません。そして、写真のような光景を忘れてはならないと思います。

母の日

　母の日には「カーネーション」が定番ですが、我が家には「軽トラック」がきました。
妻の要望で長男が買ってくれました。

　平成９年の年式ですが、走行距離は７万㌔。外見は見劣りしますが、タイヤは新品でエンジンは調子がいいです。
ちなみに、奥に写っているプリウスは三男が昨年の「父の日」に買ってくれたものです。
夜は、長男が寿司と酒の肴を買ってきたので久しぶりに親子で歓談しました。

　次男と三男からカーネーションも届きました。