こんにちは浦田関夫です

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希望が広がる判決が二つ

2014年05月22日 06時21分32秒 | Weblog


 原発再稼働阻止の裁判で画期的な判決が昨日福井地裁が出しました。 

 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働は危険だとして住民が関西電力を相手取って運転差し止めを求め手板もので、福井地裁の樋口英明裁判長は住民側の主張を認め、運転差し止めを命じたものです。

 判決では、福島第1原発事故を念頭に「大飯原発は地震の際の冷却や放射性物質の閉じ込めに欠陥があり、原発の運転で人格権が侵害される危険がある」と厳しく指摘しました。

 さらに、安全技術や設備を「確たる根拠のない楽観的な見通しで成り立つ脆弱なもの」とし「具体的な危険性があれば運転が差し止められるのは当然」と明確の述べました。

 私が画期的だと思ったのは、「福島事故は我が国最大の環境汚染」と断じたことです。
関電の「原発は二酸化炭素排出削減に資する」と主張したことに、裁判長は「甚だ勘違い」とのべ、「原発は人格権より劣位に置かれるべきだ」と踏み込んだものです。

 関電は控訴する方針だそうですが、経済重視の再稼働ありきの安倍政権の方針転換を望むものです。

 もう一つ画期的な判決が厚木基地騒音訴訟で「自衛隊の早朝夜間の離着陸差し止め」を勝ち取った判決が横浜地裁でありました。
残念ながら「米軍の差し止めは退け」ました。
米軍は本国では絶対やらない訓練を人口の密集している都市部で早朝夜間お構いなしの治外法権で訓練をやっています。それに文句を言えない日本。

 しかし、「この壁」を破るのも時間の問題だと確信しています。

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