第294話. 気になった音楽(69)&(70) Elvis Costello『Every day I write a book』&『the only flame in town』

2019-08-13 11:35:26 | 気になった音楽
湖畔人です。

さて、またまたコステロの楽曲紹介の三回目です。今回は、中々うまく行かない恋の歌を二曲ご紹介します。
 
一つ目はアルバム『Punch the Clock』からの一曲で『Every day I write a book』と言う曲です。憧れの女性とお近づきになりたいけど中々うまく行かない内気な青年が、彼女とのハッピーエンディングを想像しながらシナリオを書くのだけれど、中々現実はそうはうまく行かず、もっと優しくしてくれたなら良いのにな、と溜息を付く感じの曲です。何か微笑ましい感じの曲です。MVはダイアナ妃とチャールズ皇太子のソックリさんが演じていて何とも痛々しい感じのビデオとなっています。でも、とても良い曲です。
 
二つ目は、あのホール&オーツのダリルホールとのデュエット曲『the only flame in town』です。コステロ自身が彼にとって最悪の出来と言うアルバム『Goodbye Cruel World』からの一曲です。当時のコステロは離婚問題、自身が経営する会社の倒産危機とまるで厄年のような状況下にあり、そうした最悪のプライベートを抱えながら作ったアルバムがこの『Goodbye Cruel World』なのですが、自分なんてこのアルバムがコステロのアルバムの中で一番好きかもしれません。Flameとは直訳すると炎ですが、ココで言うFlameとは何でしょうね?男性のハートに火を付ける魅力的な女性、位の意味なのでしょうか?そしてその炎に心奪われハートに火が付いてしまった男性達がトーチ(松明)を掲げる存在?のような感じで描かれていて、この街にはFlameとも呼べる魅力的な女性は君1人だけじゃないんだぞ!他にも沢山いるんだからな!と強がっている感じの曲でして、当時の妻と離婚騒動で揉めていたコステロの動揺を自虐的に歌っている感じの曲です。まぁ中々80年代って感じの時代の空気感が良く出ているとても良いPOPSだと思います。お勧めです。
 
コステロは後一回やろうかと思っています。
 
では、また。
 
湖畔人

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