第278話. 近況と世情 6月16日(1) 中東へのコミット 

2019-06-16 16:53:40 | ★改善・変更の要る仕組み 仕来り 風潮 法律
湖畔人です。

忙しいですね。
でも余り"忙しい 忙しい"ばかり言っていると、尊崇する宗教家から『それは自ら”自分は仕事が出来ませ”んと自白しているようなもんだ』と叱られそうなので、出来るだけ控えようと思いますが、でも多忙から体調を崩し体中色んな所にガタが来ているのも事実です。多分ストレス過多なので、此方も心の制御が出来ていない証明と叱られそうです。今ちょうど多忙具合は少し緩やかになってくるタイミングなのですが、体調の不具合さも同じ速度でゆっくり表面化してくる感じで、何かとても嫌です・・・ハイ。

さて、世の中では多くの事が起きていますね。

安倍さんはイランまで行ってアメリカとイランの仲裁を試みたようですが、仲を取り持つ役目までは果たせ無かったようですね。ついでに日本のタンカーまで攻撃される始末でして、改めて中東問題の難しさとエネルギーの安全保障の再考の必要性を教えられましたね。

トランプさんはイスラエル擁護中心、私は殆どの事ではトランプさん支持なのですが、イスラエル擁護具合は若干バランスに欠いているように感じています。イスラエルの我儘を聞き過ぎる感はあるかもしれません。

イスラムのスンニ派の盟主のサウジは親米ですが、政府に批判的な記者を暗殺した容疑で今はイメージダウンをしてますね。一方イランは宗派違いのシーア派の盟主であって、サウジとイランは宗派違いで大変仲が悪く、イスラエルとサウジとは近いアメリカは基本イランが嫌いですし、これまでもかなり揉めて来た歴史がありますね。
イスラエルの核武装は許容して何故イランの核武装はダメなのか、その理由を明確に説明せよ、とアメリカが問われれば、多分アメリカは返答に困る事でしょうね。キリスト教国のアメリカとしてはイスラエルはユダヤ教の国であり、ユダヤ教はキリスト教の親にあたる存在であり、旧約聖書の国でもあり大切にすべき存在と言う事になる。また彼の娘婿さんがユダヤ人でもある。アメリカの金融もメディアも映画&音楽産業も皆ユダヤが牛耳っているしユダヤ系ロビイストは最強とも言われてるし、そうした背景によりトランプさんはイスラエルに贔屓目なのかもしれません。とは言え、トランプさんは金融界の集まるウォール街からもCNN他殆どのメディアからも殆どの映画業界や音楽産業からも相当嫌われていますけどね・・・。ですから主に彼の宗教観と家族に起因する贔屓なのかもしれません。まぁあくまで想像ですがね・・・。

一方イスラムは同じくユダヤ教を祖とするキリスト教にとっては兄弟的な宗教であるはずなのですが、歴史上イスラムの中東とキリスト教の欧州は十字軍を含め何度も戦って来た宗教的ライバルであり、科学技術の発達した欧州やその末裔の米国から見るとイスラムは前時代的な存在であり、本音ではイスラムは悪魔の宗教くらいに実は思っている可能性がかなり高いと思われており、それでも、まぁ同じイスラムでもアメリカの言う事を従順に聞くサウジのようなスタンスは一応許せるけど、イランみたいに露骨に反米姿勢は許さんぞ、と言った所でしょうか。イランはヒズボラ他多くのテログループを支援しているとも見られているので、世界を不安定化させる諸悪の根源位に見ているのかもしれませんね。

日本から見れば、明確な邪教的なスタンスでない限り(自分達と違う物は全て滅ぼす的な)イスラム教だってキリスト教だってそれぞれ共存すればよいし、どっちが正しくてどっちが滅ぶべきと言った極端な話でもないし、八百万の国ですから多様性は認められて然るべきと言うスタンスは取れるはずですよね。ただ、イスラムの前時代的な石打ちの刑とか、男尊女卑とか、自由恋愛の禁止とか、そうした行き過ぎた過去の慣習を引き摺った点は、段々緩やかに現代化するように促すべきだと思いますし、それはアメリカを含めた欧米全体が歓迎する事でしょう。またアメリカはアメリカと同じような自由&民主&基本的人権の尊重等普遍的な思想の共有が出来る仲間を増やそうとする国ですので、イランだってそこに乗れればアメリカの見方は変わるはずなので、その点を促すべきかと思います。また、テロ支援を止めさせ、北等との兵器の売買を止めさせれば、印象は大分良く成るはずですね。イランへはそれができれば大分アメリカとの和平交渉の土俵に乗せる事が出来るのかもしれません。でも大変ですけどね・・・。相当難しい課題かと思います・・・。
サウジのスンニ派は、あのワンピース好きの今の王子に任せていれば、イスラムの近代化や民主化をやってくれるだろうから放っておいても段々と近代的なイスラムのスタイルを作って行ってくれる事でしょう。スンニとシーアの仲裁も課題です。

イスラム世界には全般的に、近代化と、また欧米との競争の方向性をテロなどではなく、学問、科学技術、スポーツ、芸能など平和な分野での競争力強化を指向させ、その方向でのアラーの栄光を表現しようと促すべきですよね。テロなどしてアラーが喜ぶ筈も無いからです。日本はイスラムの近代化と科学技術など学問分野や社会インフラ整備で直ぐにサポートができるかと思います。その方向性で動き出すべきかと思います。

一方、アメリカとイスラエル側に対しては何をどうすべきかと言う事ですが、イスラエルの核武装は止めさせて、むしろ今の日本みたく米軍に駐留をしてもらって核抑止を得る形を提言出来れば良いのではないでしょうか?イスラエルだけ核武装認めてイランはダメでは不公平ですよね?両方持たせないようにすべきです。まずは、イランに、テロの不支援、核開発の中止、イスラムの近代化、学問と科学技術での興国姿勢を示していただいて、それが確認出来たなら、次はイスラエルとアメリカに対しイスラエルの非核化とアメリカ軍の駐留を提案したら良いと思います。どうでしょう?
また、イスラエルは土地をどんどん拡張していますが、余り隣国に自分のわがままを押し付け過ぎないよう指摘すべきです。パレスチナとも仲良くやるべきかと思います。

日本は双方に歩み寄りを促すべきと考えます。

後、話は変わりますが、今回ホルムズ海峡がテロに弱く、今後タンカーに保険が掛かって原油が更に高くなる状況が想定されていますが、こうした原油頼みオンリーのエネルギー政策では経済への影響が大きすぎますので、やはり原発の早期再開が急がれますね。地震や津波が起きた時の二次、三次の臨時電源の確実な供給さえしっかり出来ていればリスクは無いのですから、それらの条件が満たせると確認出来次第、直ぐにでも原発は再稼働すべきですよね。

最後に、今、世界が直面している最大の課題は、共産主義国のように人権思想の背後に人をただの物と見る唯物論的思想を置くのか、それとも人権の背後に人間神の子と言う宗教的思想を置くのか、その思想的に深刻な対立が実は起きていて、それは今米中間で貿易戦争や香港のデモと言う形で表面化してはいますが、その課題の他に、次に来る人類的課題はイスラムとキリスト&ユダヤ教間の世界宗教間の対立を如何に治めるかと言いう課題が大きな課題としてやって来ますね。この課題は、最悪、世界最終戦争を引き起こすかもしれない程の潜在的な危険性をはらんだ深刻な課題であって、この課題はより上位の神の考えを示す事でしか解決は出来ないのではないか、と思われている類の課題なのです。今、日本発の宗教で、地球神とも言える根源的神仏の考えをダイレクトに示せる宗教が出現しており、実はイスラム教のアラーもユダヤ教やキリスト教における天なる父、エロ―ヒムと言う神の存在も実は同じ神を指しており、その根源なる神は、自らを信奉する宗教同士がいがみ合う現状を心苦しく思っていると、発信しております。ですから、キリスト&ユダヤ教側に対しても、イスラム側に対しても"あなた方の信じる神は実は同じ神なのだ、エロヒム とはアラハヤム(アラー)とも読め、実は同じ神を指しているのであり、エジプトの太陽神も含め実は皆同じ神を崇めているのだ、よって、これ以上、同じ天なる父を巡って争い合い、あなた方の共通の天なる神をこれ以上悲しませるような事をしてはならないのだ"と根源神の思いを伝え、争いを止めるよう説得する必要があると思われているのです。(実はブッタもアラーやエロヒムと同じ系統の神と聞いております、世界宗教は実は皆同じ神を信奉していると言う事になりますね) 本当はそこまで踏み込んだ霊的真相を開示しないと収まる話では無いのではないか?と思われているのです。その点から見ても、日本の果たせる役割は実は相当大きく、逆に表面的な対応ではこの問題の解決は難しいと思うべきなのかもしれません。

次の回では、人権をめぐる共産党と今戦いをしている香港市民のデモについてちょっとコメントしたいと思います。それでは。

湖畔人

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。