華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

勘違い

2007年09月12日 23時33分08秒 | Weblog
自分のヒアリング能力に困難を感じ先生に相談したところ、いくつかもらったアドバイスの中に「テレビを見ろ」というのがあった。基本的にテレビっ子ではない私には面倒くさい話やけど、語学力を高めるために必要なら致し方あるまい。
でもこちらの番組ってつまらない
理解できてないせいもあると思うけど、セットとか全然凝ってる感じがしないし、そう、たんぱく。日本の番組って凝ってるんやなぁって思う
そんな中、やっているとつい見てしまう番組がある。それは

オーディション番組

歌が大半なんだけど、時々ダンスもやっている。
このダンスが面白い。言っちゃ悪いが、全体的にレベルが低い いや、日本のレベルが高いのか…!?

一人、とても印象に残っている女性がいる。
「私、ダンスの先生をやっているの」
と自慢気に話す23歳。しかし「ほんまに!?」って聞きたくなるような体型。もちろん例の浮き輪は完全装備。でも「太っていても俊敏な人はいるしなー」と思って彼女の踊りを見ていた。が、

およそダンスではない

ゴロゴロのた打ち回っているだけにしか見えん

足を上げても上がってないし、ジャンプをしても地上から10センチも離れてないし。このジャンプ力はTUBEのコンサートで前田氏が飛び上がったはずだけど飛べてなかったのを見て以来の代物。
「これでオーディション!?
オドロキと、悪いけどあまりの滑稽ぶりに大笑いしてしまった。
審査員も同じように思ったようで、あとのコメントは辛らつなもの。
「あなた、本当に先生なの? 小さな子供と戯れてるだけなんでしょう??」
「君のはダンスじゃない」
等々。
すると彼女
「私は本当に先生なのに!! 生徒になんて説明すればいいの!?
と逆ギレして泣き出した。
カメラはステージから降りた後の彼女の様子も追ったんだけど、彼女はおもむろに電話を取り出し
「審査員にひどいことを言われたわ!
と大泣きしている。

いや、審査員は間違えてないと思うで…

あのダンスであそこまで憤れることがちょっとうらやましかった。
そんなわけで、こんなドラマをまた見られるかもしれないと思うとつい見てしまう。

自分の語学力に自信をなくし落ち込むことも多々あるけど、自分の技量も省みず審査員のせいにする前向きな勘違いを少しは見習おう
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