華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

侮れない

2011年03月01日 20時36分57秒 | Weblog
ずいぶん前にキムチを食べた後のニンニク臭のせいで友人とケンカになったと書いたことがある。
そのキムチもずいぶん残り少なくなった。また新しい分を買いに行かないと。

今日、家に帰ってお腹が空いていたので、凍らせておいたゴハンを温めなおしキムチと一緒に食べていた。我が家にはダイニングというものがなく、食べるとなると自室の机かリビングのソファになる。自室は日が当たらないのであまり好きではなく、窓際にあるソファに座って食べていた。
何も考えずにネットサーフィンをしながらボソボソ食べていると、ブーンブーンとハエの音。ハエが室内にいることは珍しくないけど、どうもその羽音は編み戸の外からだったので、気にもせず食べ続けていた。だがしかし。ブーンブーンとやけにうるさいし、ネットにボンボン当たっている音がする。それでやっとこ窓に目を向けたら、でっかいハエが5、6匹ネットに体当たりを繰り返していた。「なんでこんなにいっぱいおるんやろ?」と不思議な気分になりながらも、自分に害がなかったのでそのまましばらく観察。しかしハエを眺めていると、だんだん食欲が落ちてきたので「よーし、食べ終わったらスプレー攻撃だ!」なんてエグイことを考えていた。
そして最後の一口を口に入れ、モグモグと咀嚼。ネットサーフィンもキリが良かったので、「ヨーシ」と立ち上がってスプレーと取ろうとしたところ

ハエがいない。

一匹も。

あんなにブンブン飛び回っていたハエが忽然と消えた。なんで??と考えたところで行きついた答えがキムチ。あの強いニンニク臭に引かれてハエたちはやってきていたに違いない。どんだけ匂ってるねん!? そんでもって最後の匂いが消えた時点で飛び去るとはハエの知能もなかなか侮れないではないか。

あまりにも単純明快なハエの行動に妙な感動を覚えた夕方。新しいキムチを買ったらまた試してみよう。そのときはすでに手元にスプレーを置いておく。
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