忘れてはいけない

ご存知の通り、私は海外にいる。地震発生から数日経つと、こちらの報道熱もぐんと下がり、いまだに大きく報道されてはいるものの人々の関心が以前のそれとは違うことを肌身に感じる。これは私自身にも起こっていること。目の前に看護実習があるので、そちらに集中もしなくてはいけない。それを悪いことだと思わない。事実、目の前で起こっていないことに対して、想像で共感を抱き続けるというのは難しい。けどいつも心に被災地の人々への祈りを抱いていたい。

ある話によると、被災地の若い女性が一日に支給された食料がパン一枚とアーモンド5粒だったそうだ。子供とお年寄りが優先されたための結果らしい。これが一体いつの話だかわからないけど、異状であることには違いない。

今も被災地で助けを待っている人がいることを忘れてはいけない。忘却は対象物の存在を無にすることと同じ。物理的に何もできなくても、被災地に祈りを届けたい。

あまり混乱を招きたくはないけど、こちらでは原発問題が深刻に取り上げられている。日本の状況はかなり悪いらしい。それもあって、先にも書いたけど、私は日本の原発に関する発表に対して懐疑的だ。原発に対して一般人が取れる対策がわからないので何とも言えないけど、くれぐれも気をつけてください。

さらに書いたら、今回の地震・津波による誘発地震があるのでは…という話も浮上している。それが日本で起こるのか海外で起こるのかは知らない。ある識者は今回の地震はNZ地震に起因するものだと言っている。買占めはしなくても大丈夫と先日書いたばかりだけど、万が一に備えて、ある程度の水と食料は確保しとくといいのかもしれない。加えて貴重品はひとつにまとめておくといいと思う。

ここで私が述べることがどれほどの力を持っているかは知らないけれど、読んでくださっている方は、どうか私の書くことを、参考にはしても鵜呑みにせず自分で判断をしてください。

心はひとつ。
頑張ろう、日本。