華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪10年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

毒気にやられる

2013年06月15日 22時31分06秒 | Weblog
今日は午後シフト。
実は昨日、Dとの間に冷戦が勃発していた。彼が私より先にベッドに向かったのは不貞寝のせい。起きたらDがバツの悪そうな様子だったので「朝ごはんをおごらせてあげる」と仲直りの糸口を提供。お気に入りのカフェへいつもの朝ごはん(チキンシュニッツルバーガー)を食べに行った。うまし。一応これで仲直り。ちなみに今夜仕事を終えて帰ったら、キッチンがきれいに磨かれていた。D、良い意味で単純。愛いヤツめ。

さて。
今日は6名担当。作業に関しては忙しくもなくなかなか良い夜だった。
ただとても疲れたことが。
今夜は派遣看護師さんとペアで働いていた。この看護師さんが、何が楽しくないのか知らないけど、話しかけても「あぁん?」という感じで面白くなさそうに返事をする。それを聞いているだけでこちらもイラッ。また、私の患者さんに輸血を予定していた人がいて、いざ始めようとしたら熱があることが判明。病院勤務のドクターに指示を仰いでその通りに作業を進めていると「この患者さんが飲んでる薬は何?」「血液検査すべきじゃないの?」などアレコレたくさん質問してくる。私は輸血の作業が遅れているだけで十分テンパっているし、今日初めて担当する患者さんでまだよく知らない状態だったので、正直これらの質問がジャマでしかない。ほかにも小さなことがいろいろと重なって、一緒に仕事をするのが不快だった。こういう感情になることはあまりない。疲れていたんやろうか、私?
実は患者さんにも一人、スーパーアンハッピーな人がいた。ため息、舌打ちは当たり前。何をやっても文句タラタラ。少し混乱の気がある人だったので仕方ないのかもしれないけど、すでに派遣看護師さんとのやり取りでうんざりしていたところだったので、「ブルータス、お前もか」という気分。表面的には笑顔を保ち、患者さんが満足するまで手を尽くしたけど、心の中では相当げんなり。もしも心を読まれていたら、私の裏表がありすぎる人格が疑われるな、などとしょうもないことを考えながら作業をしていた。

職場で感情的になっても意味がないので、内心ムカムカすることがあっても表には出さないようにしている(今日はにじみ出ていたかもしれないけど)。でもこういうのってもしかして日本人的なのかしら? 人間関係を円満に進めるため日本では本音と建前の使い分けを美徳とする場合があるけど、海外に出るとこれが“何を考えているかわからない日本人”と捉えられることがよくある。それがイヤなら、例えば今日みたいに傲岸不遜な態度を取られた場合「なんでそんななの?」と不快であることを伝えた方がいいのかしら? でもそのことに対するメリットってなんなんやろう? 気まずくなるだけじゃないんかな。深く関わらなければ被害はないわけやから距離をとればいい話だと思うのだけど。海外ではそうも言ってられないのかねぇ。

肉体的には疲れなかったけど、精神的に疲れた。明日も午後シフト。明日は心身ともに良い日だといいなぁ。
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