華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

憎まれっ子世に憚る

2013年06月29日 20時28分57秒 | Weblog
本日午前シフト。
目覚ましの5分前に目が開いた。久々の早起きによる緊張はこういうところで現れる。

担当は9名。コンスタントに忙しかった。ほとんど自分でシャワーを浴びてくれる、もしくは体を拭くだけでいいという患者さんばかりで助かった。もしもこれが要介護だったらとんでもないシフトになったと思われる。
1人、おしゃべりをが止まらないおばあさんがいた。傷口のガーゼを変えている間、ずーーーーーっと話しかけてくる。それも「これがオーストラリア流」とかいって、わざと私にはわからないだろう隠喩や比喩を使って、私の語学力の低さをからかい続けるというもの。相手をクサすのも愛情表現のひとつ、的なことらしい。関西文化にも似たようなところがあるし、このイヤミにも聞こえる愛情表現は私にはどうでも良かったけど、呼吸をするのも忘れているようなマシンガントークを聞いているのが苦痛。しかも発音もちょっとクセがあるので半分以上理解できてなかった。まるで電波の悪いラジオを一生懸命聞き取ろうとしているかのような面倒くささ。
部屋に行くたびにそんな感じで、後半はもう行くのがイヤになるほど。おしゃべり好きの患者さんで一度やってきた看護師に話しかけ続ける人はたくさんいる。つまならい病院生活を少しでも彩るために話に付き合うことはあるけれど、趣味の悪い皮肉タップリの話を好んで聞きに行くほど私もできた看護師ではない。でも、今日を含めて6日間、多分担当になるんやろうなぁ(息)。
ちなみにこのおばあさんは数ヶ月前にも入院していたことがある。その際も毒舌を吐きまくって、気の強い先輩看護師から「あんたみたいに失礼な人は見たことがない!」と言い放たれた。この話はいまだに語り草になっている。日本では“お客さま(患者さん)は神様”で、ある程度の無礼は耐え忍ぶもの。しかし、相手が失礼であれば遠慮なく言い返せるオーストラリアの環境は好きだ。

忙しい!と思ったわけじゃないのに、次々と絶え間なく見つかる仕事やナースコールのおかげで、またなんとなくランチに行きそびれた。なので少しだけ早めの帰宅。
週末は4時にジムが閉まるので、午前シフトの後は行くことができない。浜辺の散歩にしても、外は土砂降り。できることといえばソファを暖めるぐらいだった。早起きの疲れを仮眠で癒した後、夕食は我が家不動の4番バッター・照り焼きチキン。野菜もたくさん食べた。ちなみにこのごろ白米は食べていない。一応、炭水化物摂取を減らして心ばかりのダイエット。でもそろそろ食べたいなぁ。

ただいま夜のコーヒータイム。いつも何か添え物がほしいと考えている。それを見越しておやつを買わないいつかの自分が今日も恨めしい。
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