華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

考え方、十人十色

2017年12月16日 23時49分38秒 | Weblog
今日も午後シフト。
週末なので散歩はDにお任せ…と思っていたのだけど、なんとなく習慣で散歩には出た。ちなみにDは近所のクライアントさん宅で仕事。
散歩はビーチへと。今日から正式に学校が休みに入り、真夏の今、おそらくビーチには人があふれかえる。うちの犬はよその犬に駆けていくけど、人様に迷惑をかけることはあまりない。んだけども万が一小さなお子さんにアタックなどしたら困るので、この先ビーチへ行く頻度が少し落ちると思う。ゆえに、土曜日9時台というまだ忙しくない時間帯ゆえにビーチへと行った。遊べるときに遊ばせておかないとねー。
相変わらず海大好き。一目散に浸かりに行く。昨日3個目の犬のおもちゃを波に持っていかれたので、今日は棒切れを投げて遊んだ。少しずつやけど上手に泳ぐようになっている。

帰宅。
いつもの通り、フンを拾って、水を撒いて、今日は洗濯物も干した。
このころにDが仕事から戻ってきたので、いつものカフェでブランチを食べ、私は午後から仕事へ。

現在、多数の空きベッドがあるため、仕事としては全然忙しくない。ずっと座って義務付けられているオンラインの課題に取り組む時間があったりした。時間が経つのが遅いシフトだった。

ところでわが病棟はリハビリ病棟ではあるけど、中にはリハビリに成功せず、最終的に養護施設へ…という患者さんも少なくない。こう言ってはなんやけど、そういう経緯を辿る家庭にはいろんなドラマが見られる。
一番はやはり金銭的な問題。誰がメインで面倒をみるのか、そのお金はどこからくるのか。お子さんの場合、親の家を売らないと養護施設に入れられないのに、家を売りたくないからのらりくらりと退院を先延ばしにしているとか。または世話を引き受けてくれる係累がいないため、家に帰りたいのに帰れないとか。そりゃまあ様々なことがある。
自分の価値観で物を言ってはいけないけど「悲しいなぁ」と思う場合も多々。
たとえばもう90歳で何か月も歩いておらず、どう考えても再度歩く希望なんて持てないのに「いーえ!うちの父は歩けます!!」「もっとリハビリを!」とごり押しするお子さん。歩行器付とはいえそんな年齢になってから一体どれだけの回復を望んでいるのか。一回自分もリハビリを受けてみればいいのに、と思う。健常者でもしんどいものはあるからさ。
実際問題、この患者さんはもう無理をしたくないし、ゆっくり休みたいと言っているので、養護施設に行くのが一番理にかなっている。なのにお子さんが「何を言ってるの!? 歩けるようになるわ!!」とすごい剣幕。それに押されて、半ば強制的に「リハビリしたいです」と言ってたりする。もう本当に気の毒。

公立病院に移って、いわゆるモンスターペイシェントとその家族たちに出会う機会が増えた。順調に生きることができたらあと30年ぐらいは先の話なのに、悲しいかな、自分が年老いたときのことを考えるようになった。準備を整えて悪いことはないにせよ、なんか不健康な思考回路のような気がするなぁ。

帰宅。あともう一日働いたらお休み。
明日はスタッフ数が余っているとわかっている。病欠が出たら話は違うけど、全員が出勤したら担当患者数は3名とかになる状態。日曜日なので手当てがつくけれど、それを差し引いても休んでもいいか…と思って有休を申し出たのだけど、同僚に「今みたいに楽なときに休んじゃダメ。忙しくなってきたときのために有休は取っておかないと」と説得(!?)され、最終的に私の希望はマネージャーまで届かなかった。実際迷うとこなんやけどね。日曜日の手当てのあるなしで、お給料に数万円の違いが出るからさ。ちなみにこちらは物価が高いので、日本の数万円とこちらの数万円ではこちらの方が少し価値が低い。日本の感覚で行ったら1万円ぐらいかな?
というわけで明日も仕事。はぁ。
明日は電子レンジを見に行くので少し早起きの予定。ないと不便だもんねぇ、本当に。いいものに出会えるといいなぁ。
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