華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

秋の夜長に思う

2020年05月10日 21時35分16秒 | Weblog
今日は一気に寒くなった。
朝起きたら気持ちい秋晴れ。長袖カットソーとジーンズでちょうどいい感じ。
散歩へ行き、掃除をして、洗濯も一回転。寒いけどお天気が良かったので乾いてくれたわ。
ブランチに冷凍餃子と白ご飯、納豆、みそ汁を食べて、お腹いっぱいにして出勤。

今日もポート2で勤務。
何度も書いているけど、現在わがリハビリ病棟には空きベッドがいくつかある。それに伴いスタッフ数も減らされているけど、まぁまぁなんとかなる状態。私は同じ患者さんを担当して3日目なので、患者さんの病歴もケアプランも薬も頭に入っている。だからかなり余裕をもって作業することができた。

ところで。
このところ考えさせられていることがる。
ある年の差夫婦で、旦那さんが患者さん。脳への障害でもう一年以上入院している(うちに来る前にいくつか転院している)。家に帰れるかどうかはボーダーライン。
患者さんご本人は帰宅を希望している。だけど奥さんはまだ仕事をしている。もしも患者さんが家に戻ると24時間一緒にいることが必要となるので、必然的に奥さんは仕事を辞めなくてはならない。患者さんは自分の妻なんだから奥さんは仕事を辞めて自分の世話をすべきと主張。でも奥さんはまだ働きたい。また年の差もあるせいか、旦那さんである患者さんは奥さんに対する要求が激しく、何も自由にさせてもらえないらしい。そんな背景と患者さんが必要とする介護を考えると奥さんへの負担が大きくなるため、奥さんは施設に行ってもらうことも視野に入れている模様。
そのプランを知った患者さんはドクターや社会福祉士、看護師に泣きながら不満をもらしている(どちらかというとウェットな感じの人)。今日、私にも不満を聞いてもらいたそうにしていたけど、個人的にこの奥さんの献身はすごいと思っているので、患者さんの望むようなことは言ってあげられなかった(その証拠に、すぐに「もういい」みたいなことを言われ、部屋から追われた)。
奥さんともたまに立ち話をするけど、いろんなものの板挟みにあってて、なんかすごく気の毒になる。

ここまでが前提。
この夫婦を見ていてずっと思っていることは、私は家族から離れて養護施設に行く覚悟ができるだろうか?ということ。
私が年を取ってからこの患者さんの状態になったとして、Dの負担を考えると施設へ行った方がいいと思う。だけど実際に当事者になったらまた違う感情があるはず。おそらく自分の死も具体的になってきて、それで平常心を保てるかどうかはわからない。
先日Dともこの話をしていて、Dに「私が毎晩のようにおもらしして、一緒に寝ている布団やシーツが尿まみれになっても耐えられる?」と聞いたら、頑張る…とは言っていた。でもそれはDがまだ若いからそう言えるのであって、自身の体力も衰えてきた時点ではそうは言えないんじゃないかと思う。Dのキャパを超えていると私が悟ったとして、それが最善とわかっていても「施設に行きます」と自分から言えるだろうか? また逆の場合、Dに「施設に入って」と言えるだろうか? 特にDが「施設には行きたくない」と言ったら、私はどうするだろう? そんなことをずっと考えている。特にうちは子供がない夫婦で、お互いしか頼れない状態になる予定だから、片方の施設行きはかなり大きな決断になる。答えはもちろん出ない。そういうことを考えるのがまだうんと先の話であることを願うばかり。

健康って素敵なことよ、本当に。最終的にここに行きつくわ。

今夜もDリムジンで帰宅。
夜は冷え込んだなー。職場でも今年お初のカーディガン着用。もう秋も半ばだからこうでないとダメなんだけどね。この寒さが続くようならそろそろ電気毛布の出番かな。
いつもは帰ってから居間でブログを書くんだけど、寒いのでベッドでこれを書いている。Dとワンコたちはすでに高いびき。心なしか犬たちの密着度が高い。これからベッドを抜け出して寝る支度をしなくてはいけない。その間に私のスペースを奪われそうやな。
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犬の母の日

2020年05月10日 11時57分00秒 | ワンコ
本日、巷は母の日です。


アタシたちがかーちゃんにかーちゃんをさせてあげてるの(もっとおやつをもらってもいいと思うわ)。



ハッピーマザーズデェ〜イ。




あんたちがいてかーちゃんは幸せです。

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