華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

夜勤と睡眠

2021年01月12日 17時05分00秒 | Weblog
夜勤初日明け。
二週間ぶりの出勤。相変わらず病棟には空きベッドが多数。だけど幸いなことに夜勤スタッフの数は削られなかった。
うちの病棟はナースステーションを挟んでふたつに分かれており、それぞれ15名分のベッドがある。満床の時、昼間はスタッフが3名、夜勤は2名ずつ配置されるんだけど、現在双方に10名前後の患者さんしかいないのでスタッフ数は昼間でも各ポートに2、トータル4。そしてこういう場合、夜勤のスタッフはトータル3名になるんだけど、昨夜は現在ひどく混乱している患者さんがいることから昼間と同じ4名が配置されていた。夜勤なのに担当患者数4名のバーゲンシフト。

とはいえ、その混乱している患者さんは私が作業をしたポート2にいた。寝る前に精神安定剤を処方されたため2時半までは眠っていたけど、目覚めて部屋から出てきて「警察を呼んで!」と騒ぐ。被害妄想が激しく、私たちが患者さんの持ち物を盗んでいると信じている。残念なことに声が大きく、静かにするように言ったら、逆に病棟中に響き渡る勢いで「警察はどこ?」「みんな起きて! ここに泥棒がいる!!」。ポート3からスタッフがヘルプに来るほどの大声。まいったわ、本当に。
廊下に居座って部屋に戻ろうとしないので、ポート2の詰所のそばに座らせ、見守りながらも会話には応じないことに。患者さんの言うことには筋が通らず、またこちらの言うことも理解できない。話しをしても興奮させるだけなので静かに見守る方向へシフト。そしたらそのうち疲れたようで最終的にベッドに戻ることに同意。寝かせたときは5時半とかだったわ。はぁ、しんど。
今夜も担当なんよなぁ。ドクターには鎮静剤の処方をお願いしておいたけど、現在患者さんが服用している薬との関係でゼパム系が出せないらしい。どうなることやら。

この患者さん以外は特に問題はなかった。ナースコールもほとんど鳴ることなし。出勤前に眠れなかったこともあり、休憩時間は爆睡。眠れないことの方が多いのでこれは助かった。
昨日一緒に作業をした看護師は夜勤専門で、普段はあいさつと軽い会話をする程度。空いている時間におしゃべりなどをして過ごした。夜勤はこうして静かな時間を過ごす確率が高いので、誰と一緒に働くかは本当に大切。いい人と組めて良かったわ。

8時前に帰宅。
先輩とのブランチを予定していたので、先に犬の散歩へ行き、シャワーを浴びてから待ち合わせのカフェへ。今日はほぼ一年ぶりに会う人も来ていて、おいしい朝ご飯とコーヒー、そしておしゃべりを楽しんだ。
解散したのは11時前。さすがに疲れて、家について寝巻に着替えたら速攻で寝ていた。11時半から4時半すぎまで睡眠。夜勤の合間でこれだけぐっすり眠れることってなかなかない。部屋を暗くしてエアコンも付けて快適空間を作り出したこともあるけど、夜勤終わりですぐに寝ないというのは私にはいいのかも。

寝起きもゴロゴロして6時前にベッドから出た。夕食に残り物のカレーと冷凍餃子。組み合わせは変だけど好きだからいいの。今もまだソファでゴロゴロして出勤時間を待っている。
しっかり眠れたけど一気に狂った体内時計のせいで疲れていないわけではない。今もまた寝てしまいそう。一時間あるしもうひと眠りしようかな。夜勤をするときは眠れるときにどれだけ眠れるかが疲れ具合に影響する。

写真はうちの前を歩く犬に警戒音を立てる我が家のお嬢さまたち。

だれ、あのこ。
あ、おしっこしてる。

そして甘えっ子モードが抜けないチャーリー。

なんかふあんなの。

休みになったらもっと遊んであげないと。
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