チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

六本木

2008年10月21日 11時13分34秒 | 日記
毛利家の下屋敷跡に
防衛庁が建ち
其の後は美術館やマンション企業オフイス

六本木は
池波正太郎の鬼平や剣客商売、梅安
に登場するが
いつも田園風景だ

先日亡くなった
峰岸徹が「トン」と呼ばれていた頃
良く一緒に遊んだ町でもある
其の頃は交差点から富士山の勇姿も見えていて
富士に沈む夕日が美しかった

レストランは「シシリア」
というイタリアレストランが多くの遊び人のたまり場
壁にいろんな落書きをして楽しんだ

その後
防衛庁の脇にある
「早田スタジオ」撮影をすることが多くなり
きもののスタイリストとしての勉強をした

写真家の早田雄二さんは
早撮りの名人で一日に30カットは当たり前
入れ替わり立ち代り女優さんが現れ
メイクをし着物を着てカメラの前に立つ

ペーペーのチャコちゃん先生
毎日アイロンかけとコウデイネートにくるくる動く

コウデイネートに疲れると
帯締め帯揚げのどちらかにターコイズブルーが出てきて
「ああチャコブルーが出てきたお疲れですね」
なんていわれていた

近くに「元」というステーキ屋があり
そこで食事をするのがなにか
大人になった感じがした

今でもあるのかと顔を出したら
「ああーーーいらっしゃいお久しぶり」
と大歓迎を受ける

すっかり変貌した六本木
外国人が闊歩し
高給取りらしい女が
ハイヒールの音を響かせている

鬼兵も梅安もビックリするだろうって

コメント
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