チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

蝉・蜻蛉・蝶

2010年08月21日 11時31分37秒 | 日記
朝オフイスのドアに蝉がとまっていた
「この13階という高いところによく来たね」
ドアに吊るしている薔薇のリースの葉に
静かに羽を休めている

たった数日しか生きないのに
わざわざここまで訪問していただいて
嬉しいありがとう
静かにドアを開けそして閉める

ルーフバルコニーに顔を出すと
いきなり蜻蛉の群れがご挨拶
さーと連隊で飛んできて
周りをスイスイ泳いで
公園のほうへ去った

小さなテーブルに座って
お茶を飲んでいると
黄色の二羽の蝶々が空中を踊るように近づき
テーブルにチョコンと羽を休めて
仲良く舞いながら天高く舞い上がった

高層ビルばかりが増えたこのあたりでも
公園があることで生物達は憩える

この公園は美濃部都知事の頃作られたもので
江戸時代に将軍吉宗がいたるところに櫻や梅ノ木を植えたが
美濃部さんも多くの公園を作り
東京に緑を増やしてくださった

「公園より住宅を」
という声が高かったが
今となっては子供や大人まで公園をありがたいと思う

そうね
ブルーテントのおじさんたちもーー

民主党の党首選挙があるが
どうかコクミン目線の人が党首になって欲しい
暮らす人たちが
「ありがとう」
といえるような政策を死ぬ気でやって欲しいなあ

東急本店で夫人と買い物をしていた
端正な美濃部さんを思い出した
公園を見下ろしながら
「ありがとう」
コメント
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