チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

冬至南瓜

2010年12月22日 11時34分24秒 | 日記
今日12月22日は冬至
この日は一番夜が長い
これから少しずつ昼が長くなるけど寒さはつのる

江戸時代に普及した冬至に南瓜を食べる
柚子風呂に入るという習慣

夏に出来た南瓜をずっと保存して
この冬至あたりで食べると言うことが行われていた
今ではこの時期の南瓜は輸入物が多いと思う

チャコちゃん先生のところでは
北海道のニセコから南瓜
十勝から小豆
そして青梅から柚子
と冬至の役者が揃った

冬至の日は「死に一番近い日」と言われ
無病息災を祈って体の温まる南瓜を食べ
血行を良くし香りから精神を安定する柚子湯につかる
小豆も保存食で殺菌作用と腸の働きをスムースにする

これからの厳寒に向かって
冬至小豆南瓜と柚子湯は欠かせない日本の習慣
しかも南瓜も柚子も黄色
黄色は太陽の色で太陽のパワーを取り込む
人のお腹界隈が黄色の波動を持っている
昔の人は「エライナア」


真木さんが送ってくださったニセコの南瓜
日本で一番おいしい南瓜だと地元は自慢
たしかに
小粒だけど味が良い
これがなかなか手に入らない

ニセコは今外国になっていて
ホテル経営はほとんどが外国資本
これから本番のスキーシーズンは日本語が通じないホドだと言う

こういう土地で南瓜作りを粛々と続けている農家の方々を尊敬する
そうそう百合根もこの地の特産だ
お正月料理に間に合わせてくれると真木さん

今日は冬至
セキドが割烹着を付けて
冬至小豆南瓜づくりに挑戦している

そうしたらなんと嬉しい
家庭菜園をしている大津のズーちゃんから大根や白菜、葱が届く

ズーちゃんこと石井さんは長いこと京都の呉服問屋にお勤め
退社してから農業に目覚めたのだそうだ

ヤハリきものは農業だ

そうそう宮中でも「朔旦冬至」と言う儀式があるらしい
コメント
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