チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

謙譲って?

2011年09月06日 11時14分32秒 | 日記
なんとも思わせぶりの台風12号であった
今回も
「東京は絶対避けるから」
とすごい預言者のチャコちゃん先生だ!

しかし毎日台風は台風はと警戒警報を鳴り響かせていたなあ
テレヴィはーー

一週間近く滞在し多くの犠牲者を出している
さっと通り過ぎて「台風一過」とならないことが
悩ましい

この原因は南の高気圧と北の低気圧の力が均等されているからだという
つまり二人は日本列島を挟んでお互いに譲り合っていたのか知らん
にらみ合っていればどちらかが勝つのだが
譲り合うとなかなか結末に行かない

よくお母さん達が
「どうぞ」
「いえあなたがお先にどうぞ」
と入り口で譲り合っていて後ろに列が出来てしまうこともよくあった

こういうのを謙譲の美徳と思っている人が居るとしたら
おめでたい
優柔不断のために周りが迷惑しているだけ

もう一つお母さん達のはき違いの謙譲の美徳に
「お顔の艶がよくてお元気そうね若々しい」
と褒めると
「とんでもない頬紅つけているからよ」
なんて手の内を明かす

「ありがとう」といえない
他人のやってくれたことに「ありがとう」
といえる人が自分が褒められると否定する

先日もナイト・コスモスの出席者で
可愛くて前向きな素敵な83歳のみよこさんに
みんなが「すてきねえ」「本当に可愛い」
「アラ私なんてたんなるおばあさんよ」
と応えたとたんみんなからいっせいにブーイング

「だめですよ否定したら」
「みんな心から言ってるんですよ」
「そういえば孫からもおばあちゃんような年の取り方をしたい」
とメールがきたのに
「おばあちゃんはちっとも素敵じゃあないわ」
とメールを打ち返したのだという

またみんなが
「お孫さんがかわいそうありがとうとどうして言えないですか」
とまた一斉抗議

でもみよこさんの時代は褒められたら一旦はお返しする
という教育だったのではないかしら
其れが「謙譲」だと考えられた世代だ

「つまらないものですが」
とお土産を渡すのもそう

褒められたら素直に喜びその喜びを廻す時代になっている
そしてみんなが喜びを共有する

ナイト・コスモズはこんな素敵な人がいっぱい
手作りの食事を味合うのは
やはり「同じ釜の飯」というかんかくがうまれるのだなあと思う

思わせぶりな台風も今後は態度をハッキリしてほしい
コメント (1)
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