チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

新米が届きました

2011年09月28日 10時58分08秒 | 日記
新米はまず神様に
そして私達が戴く
ここ秋櫻舎はお昼は自分達で作っている
「花嫁修業」と言うことでもっぱらヨシダがその役

この年代の女の子は「お勉強」が出来ればよし
という世代なので
いわゆるおさんどんは余り仕込まれていない
特に高学歴の女の子はその傾向がある

「お茶汲みに会社に来ているのではありません」
と新卒の子に言われてしまったと嘆いていた昔の同僚も居た

チャコちゃん先生の頃は
新米は下働きするのが当然!という時代だったので
如何にお茶を美味しく入れるかの競争をしていた
チョット憧れのお兄さんには特別に心をこめて入れよう
「キミの入れるお茶は美味しいね」
なんていわれると天国!

いやな上司にもわざと美味しく入れる
「うん?」
という顔をしてこちらに顔を向けると
考えられないほどのいい笑顔を向ける
そうこうしている内に「嫌いな人」は居なくなった

お茶汲みが楽しくなる

話がそれた
新米は水を少なくして炊く
この当たり前のことを知らない世代が多い

こういうことを知ることは必要なく
数学や科学、英語が大事と教えた戦後の教育に
今陰が差し込んでいる

何でもあるということは
何も無いことなのだとつくづく感じる
コンビニに行けば食べるものに不自由はしない
わざわざ作る必要もない

しかし
お料理というのはセンスだし頭も使う
お米は毎日食べても飽きない不思議な食べ物
こういうお米が日本にあることに感謝だ

お料理を通じて季節や地方の名物も知る
食べたものがその人自身だとチャコちゃん先生は思う
食べるものに興味を持たなくなったら
人生の終わりだろうか

さて
10月7日のナイトコスモスは新米を振舞うつもり
お結びがいいか
秋の夜長を楽しみませう



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