チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繫ぐもの 249

2019年10月19日 11時11分50秒 | 日記
大嘗祭の本を執筆するので今までの取材を整理したり
折口信夫先生や柳田国男先生の書を引っ張り出して読み返してみたり
図書館にいって資料を探したり(ほとんど空振り)
大きな本屋で立ち読みしたり(着物姿なのでめだって長居ができない)
などなど結構真面目に動いている

そして今回大きくわかったことがある
古代から神衣として重要視された大麻の布、絹布今日本から姿を消しつつある
この2つの布が大嘗祭にどれだけ必要なものであるかを多くの学者は記していない
男の学者は着るものにはあまり興味がないらしく
他の学者の論をああでもないこうでもないと論じていて
それはそれで面白いのだけど、どんな偉い先生でも所詮は男、論争が好き
今はその論争に付き合う時間がないのですっ飛ばしているが、この男の姿勢は日常の中でもあらゆるところで見聞きできる

大麻も絹布も男にかかってはそれが何に使われるのかではなく、品質がどうか、効率を良くするためにはどうするかという方向に行く
だから品質改良は当たり前、効率をよくする農薬は必然、遺伝子組み換えもぜひやらねばならない(なんのため?だれのため?)

着物の着付けに必要な小物も男の知識の中で作られたものは着物のためにも、着る人の体や心に沿ってはいない。だから苦しくていらぬものを使うので着物も痛むし着るのに手間隙かかってしまう

こういう男を量産した日本はこれから先どうなるのだろう?誰がこういう男を作ったのか?母親だね

母親の愛し方が足りなかったのではないかと思う。しっかり抱きしめて常に愛をささやき、あなたがこの世で一番好き。と。どれだけの母親が言えただろうか?

話は飛ぶがパンダの子育てを見ていてつくづく思う。母親の子に注ぐ愛の姿はすごい、子パンダは1歳半で自立させるようだが、当初は母と子は寂しさを出しているが、双方すぐ自立して自分らしく生きていく。

大嘗祭執筆からとんでもないことに気が散ってしまった私ーートホホ
しかし男が世界を動かしているのも事実




コメント
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