昨夜は友人の嶋田恵子の古希の祝い
発起人の一人として着ていくものに頭をひねる
古希の色はオレンジなので華やか、その話を恵子さんにしたら、ワンピースをオレンジにするという。しかもノースリープなのでストールもオレンジだと。髪の毛もややオレンジ罹った色に染め、もう全体オレンジ
「夏ミカンだね」
「あら失礼ねネーブルオレンジよ」
どこが違うのかわからないけど
チャこちゃん先生司会したりするのでネーブルオレンジと一緒に立つことが多い。その色を壊さず、かといって失礼にもならず、その上に存在感もなければー--洋服はなかなかむつかしい。一張羅の黒のイブニングドレスは逆に目立つ。著名なデザイナーの物なので優美なのだ
さてやはり着物
色物はやめよう
柄が派手なものもよくない(私が主役ではないものね)
塩漬けの無地は艶がありすぎる
江戸小紋はちょっと地味かな、客ならいいけど
白地は目立つ
うー-ん
と悩んで一重の黒留めに落ち着いた
この留めそでは「ひなや」の創作もので織ではなく手組の着物
手組なので地紋に見える手作業の糸の模様が面白い、裾の方は色糸を入れているので、華やかではないが落ち着いた明るさがある
帯はきものの地紋と合うような波紋の紗袋、帯留めは真珠、帯揚げは絽の飛びしぼり、五つ紋なのだが抜き紋に出来ないので金糸の縫い紋
決まった!
久しぶりに比翼の留めそでを着たので、後ろえりが動かないようにと木製の洗濯ばさみで襟と比翼を留めて着つけた
全身を鏡に映し「イイじゃん」
此れならネーブルオレンジをたたえつつ自分自身の存在感も健在
さて目的地に着くまで人の視線が熱い
いいぞいいぞと思いきや、紳士がそばに来て
「あのー申し上げにくいのですが、衿のところに何やら異物がー-」
「えっ」sentakubasami
「お取りしましょうか?」
「ははあハイ、恐れ入ります」
と小さくなる
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