夏に入った
と思いきやすぐ立秋
しかし旧暦によれば今日は6月16日 十六夜である。昨日は15夜だった。暦どうりだと、自然は観察しやすい。旧暦での立秋は8月25日になる
明治5年いきなり太陽暦になった
しかもその年はうるう年で13か月あったので12月に入り来月の13月は新年になるという法令を明治政府は出した
役人は1っか月分の給料はすっ飛ぶし政府や役所企業は一か月分の給料を支払わなくてよいので助かる
こういう無茶のことを明治政府はやってしまった
その時衣服令もでて、6月1日からは夏服、9月1日からは秋冬服。これは軍服や学生服、車夫、郵便配達員、官吏など制服をを着ている人たちに向けられた。
西洋の文化に追いつけ追い込せの進軍が太陽暦をとりいれたときから勢いづいた
その時着物には従来どうり旧暦の季節を尊ぶ着方が行われていたが、時代が敗戦を迎え、世に着物教室などが出来始めると、どういうわけか一気に6月1日は衣替え、9月1日が衣替えという風潮が一般化してきた
どんなに暑くても5月31日までは袷を着る。どんなに暑くても9月1日から袷になる
こんな恐ろしいことが何十年も続いていて、5月に単衣を着ていたら「まだ袷ですよ」と電車の中で知らない人に注意されたりしていた
絶対おかしいと思い色々調べたらこの太陽暦の導入から着物の衣替えがおかしくなったことに氣がついた
「軍服と一緒にされていいものか」
とチャ子ちゃん先生は早くからこの軍服衣替えは無視。5月5日当たりの立夏を迎えるころには単衣を着る。そしてその日の気温や湿度に合わせて着物の種類を選ぶようになった
40、30年前は抵抗があったそれでも自分の体が心地よいことが第一と考えているので、そういう声を馬耳東風と受け流していた若気のチャ子ちゃん先生
この構図いまの「マスクをする、手を消毒する、距離を開ける」という暗黙のルールによく似ている
何故?
という疑問を持たない人があまりにも多いのではないかと思う
知人の中にも「引っ越しのお手伝いをしたいけどコロナの感染者が多いのでご迷惑になると思って」という人、「お気持ちだけ頂きましたありがとうございます」と返しているが、「断る口実」に使われているのだろうが、日本人って明治のころから「御上のいう事には逆らわない」という遺伝子が組み込まれたのだろう
最近は着物の方が先に自由を確立している感じもする
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