チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 257

2019年11月11日 10時56分58秒 | 日記
急に冷えてきた
羽織が似合わなチャコちゃん先生、この時期は薄手おショール、厚手のショールといき、冬のコートにたどり着く
羽織の似合う方は多い、素敵だと思い見惚れる
可愛らしい羽織姿と粋な羽織姿、そして奥様という感じの羽織姿それぞれにいいなあと思って眺める。いつか羽織の似合う女になろうと思っていたが、ついに思いを達成しないままこの世から去る感じ。

一応「喪羽織」は母が作ってくれたのがある。また自分で挑戦した紋付羽織もある。
先日姉の葬式の時姪にその羽織は譲った。
羽織の生地は薄手がいいと思う。しなやかに肌にそう生地がいい。私のは立派すぎるので余計に似合わないのかもしれない。だから最近は室内でジーンズの上にカーデイガン的に羽織っている。これは非常によろしい

40年前初めてニューヨークに行った時羽織るものも必要かと思って羽織を一枚持っていった。友人のところにホームステイをしていて、異国の人が来たということでホームパーティーを開いてくれた。その時の着物姿がとても好評で一気に人気ものになり、お世話していただいた方にその羽織を差し上げたら、次のお茶会にジーンズに羽織を引っ掛けてきて「かっこいい」と思ったし、それもヤンヤの喝采だった

思えばハワイのアロハシャツの柄は日本の浴衣の柄から取り入れられたものだと言うし、バスローブの形も着物から、着物ははるか昔から国際文化交流をやってくれていたんだとますます愛おしくなる

羽織はもともと男の人が着ていたものなのでやや武張った感じがする。だからこそしなやかに着るのが難しいのかもしれない。小さい子の羽織の着物のアンサンブルは非常に可愛い、性の違いがわからないときほど似合うのかも。

御被布もそういうところがある
蘭学者や医者、漢学者、俳人などの文化人か、赤ちゃん、または未亡人、尼さんなどが愛用。
これはいいかもと作っては見たがこれも着こなせない
真綿も入れてあるので寒さ対策は抜群!30年蔵入り。今年辺り着てみようかなと思う




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