チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物は着たいと思ったときが着るとき

2015年06月01日 13時11分01秒 | 日記
6月1日は衣替えでこの日から着物は単衣という人が多い
冗談ではない
5月5日頃は「立夏」だよ
チャコちゃん先生はこの日あたりから単衣にして久しい

今年は5月に夏日が多く
沢山の人が単衣を着始めたことが嬉しかった

5月は洋服でもノースリーブを着る人が多い
其れなのに何故に袷の着物を着なければならないのか
一体其れは誰が決めたの!

と言う思いでチャコちゃん先生歴史を紐解いたところ
とんでもない話が出てきた
6月1日の衣替えは明治五年に発令されたものだが
その中には「着物」のことは一切記されていない
つまり「制服」の決まりであった

軍服、学生服、車夫、郵便屋、裁判所、官吏など
制服着用の衣替えだ

着物の場合は江戸時代から四立の中での取り決めが基本になって居た
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」
つまり着物は自然との協調を主としていたのだ
だから柄や色にも自然を取り入れた物が多いのもうなずける

「ああせい」「こうせい」
ではなく自分の身体と自然の移り変わりを感じて
其れにあわせた着物生活が最も美しい

着たいときに着るのが一番

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