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心穏やかな毎日を過ごしていて幸せを感じていた
もちろん小さなつまずきは毎日ある
そのつまずきから学ぶことも多くつまずきにも失敗にも感謝をしていた
ところが
昨日「くっそー」と思うことがありイラつき硯を洗おうとして水道の蛇口をひねったら、硯にあたった液体が
なんと!
着物の袖に飛んできた!黒い真っ黒い墨の液体がーーー「越後上布」の着物の袖を染めた!!!
「いらついていたからね」と言いながらすぐ水で袖を洗ッタががそんなことで落ちるものではない
昔飛行機の中で筆ペンを使おうとして筆ペンが膨張していて墨が飛び散りその時着ていた着物を染めた
「落ちないよ」と悉皆屋に宣告されたが解いて洗い張りをしたらきれいに墨は落ちていた、しかも紬の着物だったので裏返しに仕立てよくよく見ないと墨のあとには誰も気が付かない。
「越後上布」は麻だから裏までしっかり染まった。しかも麻の長襦袢も同じ模様に墨の染めだ
とりあえず昆布石鹸水の中に浸してもみ洗いし少しは薄くなったが、今朝もまだ昆布石鹸水の中にいる
この夏はこのまま着て、ほどき洗い張りをしその後、本当の墨流しにしてしまおうと思う
着物って色々加工できるところが優秀
ここまで整理して考え着物のことは落ち着いたが
何が苛ついた原因かを濃く入れた日本茶をすすりながら振り返る
つまり
私自身が自分の失敗を人に指摘され、素直に認めず我を張り、その自分の姿に自分自身がうんざりして苛ついたのだと分析
怒りというのは人に向かう場合は発散できる気がするが、その発散した見苦しい自分を見ると更に今度は自分に怒りが集中する
落ち込んでいないで波動をあげよう
自分自身を元気にするには自分を愛するという姿勢を貫くしかない
怒りのおかげで新しい着物が誕生する良かったね!
一件落着
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