「比佐子さんあなた動きすぎ、年を考えなさい」
「へえー年なんか考えたことない」
「いい年してと人は見ているのよ」
「人の目気にしてないもん」
「あなたはすごい人なのよ、その自覚が昔からない」
「そうかな?もっとすごい人いっぱいいたよ」
「人と比べるんじゃあないの、あなた自身の自覚がないと言ってるの!」
(大して偉くないよーーぶつぶつ)
「えっ何か言ってる?」
「いえいえありがたいお言葉と聞いております」
つまりその友は最近腰を痛め歩くのもゆっくり、動作に機敏性がなくなり、あがないきれない体の劣化を感じている、そこでやはり老人は老人らしく過ごすことの大切さを知ったようだ
そう思って自分の行動を反復したらいろんな反省点が出てきて、そういえば比佐子にも注意をしなければ、と思い立ったらしい
友のいいたい一番のことは
「ボランテイアばっかりやっているようにしか見えない、お金もないくせに、きちんと稼ぎなさいよ、そして優雅にのんびり過ごすことを考えて、体休めなさい」
「へいあんがと」(自分のペースでやってるんだけどな)
「そんな返事してわかってんの?」
「はいありがとう、そういう風に諭してくれる人がいることに感謝しています」
「感謝はいいからちゃんと自分のこと考えなさいね!もう見ていて心配しちゃうのよ、かけがえのない人なのよ比佐子さん!」
もう涙でお返事できない
「ありがとう気つける」
というのがやっと
「とにかく私はいつも応援しているから、何でも言ってね」
気になっているところにほいほい出かけていく姿を同世代の友人はそのように心痛めていたのかと、深く反省してみる
しかし変わらないだろうなあ―――ワ・タ・ク・シ
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