一年の前期を無事に過ごしたことへの感謝と
知らずに殺傷をしてしまったり、ちょびっと人をいじめたり、また自分自身を卑下したりとしたことの罪を洗い流す日
もともとはイザナギノミコトが黄泉の国から戻ってきたときに、体を水で洗い清めた故事から生まれた風習
「茅の輪くぐり」
丸く作った茅の輪のてっぺんに、大麻を一本載せるのが基本らしいのだが、それができている神社は少ない
大麻を載せることで、そのてっぺんには神様が下りていて茅の輪をくぐる良民の罪穢れを払ってくれるというもののよう
この大麻の栽培を禁止したGHQは日本の文化をよくよく研究していたと思う
日本人の信仰の神髄をうやむやにしてしまったのだから、戦後に生まれた子供たちがふにゃふにゃになるのも無理はない
昔々だが石原慎太郎さんが都知事をやめ、再度国会議員として質問をしていたのを国会中継で聞いたことがあるが、その時戦争で全面降伏した日本は、何もかも相手の言うなりになって、原爆におびえてしまったのだと述べていて、同じ敗戦国のドイツは降参するときの条件に、憲法は自国でつくる、国は自立した国家にする、防衛のための軍備を整えるだったかな、三つの条件を出して降伏しているといっていた
その後の両国の国の在り方を見ると、納得
「神道」というのがよほど恐れられていたのだろう、神道とともに培われてきた日本の文化も当然消えていく運命になり、日本人の心根も揺れている
夏越の祓いの日には、水無月の菓子、料理もある、そのとき戦前の思い出は、水無月の菓子は大麻の葉の上に載せていた
小豆を前夜から水でふやかして、朝の水(井戸の水)で煮て,冷やし姉たちが手作りしていた
大麻はその辺に自生していたのではっぱを井戸水で洗う
各家庭がそれぞれ家の味で作り上げて神棚に奉納
そして家族そろって茅の輪をくぐり夕餉を取る、このささやかな風習も大麻栽培禁止で意味のないものになった
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます