最近「インナーチャイルドの解放」などという言葉をよく聞く
よくわからない
すべての不幸の原因は「インナーチャイルド」にあるとか
こういう言葉は昭和の50年代からぼつぼつでゃじめた気がする
子供の数が少なくなり
母親も働かざるを得なくなった社会事情の中で、両親がいてもその存在が薄い幼年期を過ごした子供たち、繊細な神経を持った子ほど、孤独感が強かったのかもしれない
家族を作ったらまず家族の幸せが第一、と考えて子育てをしていた戦前の家庭
夕飯には必ずお父さんがいた、父親の権限が強かった時代も遠い、こういう中で育つと、子供は軸を見失うのだ
そのまま大人になると「アダルトチルドレン」になっていくのだそうな
そういえば知人の息子さんがぬいぐるみを成人になっても手放せないでいるといって嘆いていた
家庭環境をよく聞くとその知人の夫は他国の人で、その国にも家族を持っている富豪の男、父が留守がちな家庭で育ち、しかも母親は常に他国の家族と心の中で競争し、夫の気持ちが離れないように子供より夫の動向に心が向かっている。母を独占できない息子がぬいぐるみをもって自分の心を癒しているというわけだ
この息子が大人になったとき、とにかく子供が欲しくて二度三度と結婚を繰り返し、ついに連れ子を持つ女と再婚、その連れ子に自分の子供時代を投影して猫かわいがり、その母と子のATMになりはて働きすぎて疲労し亡くなった
こういう人をインナーチャイルドを克服できなかった人というのだろうか?
子育て一つとっても戦後の日本は「人種」が変わたとしか思えない
朝と夕飯は家族でそろって箸を持つ、それが今一番大事かも
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