作家の曽野綾子さんが、高齢者はいいかげんに自分の始末をしたらどうか?というような記事を新聞に書いたらしい
知人がその記事をメールで送ってきた
「そういう考えもあるのだな」
という感覚しかない、曽野綾子さん自身が93歳で現役なのだもの、いい生き方をしてらっしゃるのではないかしらん
人それぞれだし、高齢者は今まで生きた年月をどのように結末をつけようかと思っていらっしゃると思う
人の人生にあれこれ口をはさむ必要はない
お荷物として存在している人もいるかもしれない、しかしそれはお荷物と感じる人への学びのために重荷を演じているのだと思えば、両者の間に違う思いが通ってくるのではないだろうか
むかし「おばすてやま」というのがあったという、人間の間引きだ、働くことができない老人は山に捨てられる、そこで寿命まで静かに生きているらしいけど、負ぶって母親を捨てに行く子も哀れ
この世に生を受けるということは恐ろしいほどの奇跡である
それを本人が自覚して自らを清く正しく、さらに美しくしていたら、その姿を見ただけで、老いの身であっても人を幸せにすることができる
それには自分軸がしっかりしていないといけないけど
お金を稼ぐのが尊いという風潮より、その人の存在だけで人を幸せにする波動を出せる人の方が価値がある。という社会になったとき、やさしさにあふれる社会になるのだろう
基本的に今の社会の成り立ちは高齢者には不向きだよ、そこをいただいた命を全うするには、自分自身を整えて周りの人に愛を注ぐことだと思う
昨日の川邉サチコさんの話もそこが核心だった、85歳の彼女が言う言葉に重みがある
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