ひそかに尊敬していたイランの大統領が飛行機事故で亡くなった
イスラム教が「慈愛」の宗教であるということを身をもって示していた方だと思う
イスラム教といえば狂信的なアラーの神の信者と私たちは植え付けられているが、確かにそういう面もあるだろうが、イスラム教の人たちは優しい
事務所の近くにシテイ―ホテルがあり、其処に務めているイラン人と友達になった。繋いでくれたのは「きもの」
早朝にホテルの前を通ると彼が必ず掃除をしている
黒いズボンに真っ白いワイシャツ、きりっとした体つき、そして「おはよう」笑顔であいさつを交わす
食事にホテル内に入ったとき、彼はそのレストランの主任クラスだった
一度自分も着物を着てみたいという申し出があり
「喜んで」
と承諾、黒い肌に似合う黄八丈の着物を用意して着せた
「似合う」
ご自分でもうっとりとして鏡の前から動かない
都庁舎をバックに彼のスマホで写真を撮り、天に向かって深い祈りをしたあと、大満足で帰っていった
その後はホテルの前を歩いていると、中からすっ飛んできて挨拶してくれる
時々洋服を着ている私をみて
「あららー」
と言って笑う
ある時渋谷の雑踏の中でいきなり手を振って駆け寄ってきて、ご自分の家族を紹介してくれた、そして時間があったら一緒に「祈り」にいこうと誘ってくれた。好奇心の強いチャ子ちゃん先生、二つ返事でモスクへ
敬虔なイスラム教徒たちがとびっきりの笑顔で迎えてくれた
彼らが彼らの神を愛し、彼らの指導者を敬愛し、彼らの家族を大事にし、自分につながる人たちを温かく迎え入れる心を持っていることがわかった
ナザレのイエスをこよなく尊敬していることも
そこで知ったライシ大統領は慈愛あふれる指導者ということであった
ご冥福を祈ります
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