チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

母の味

2018年12月02日 18時59分21秒 | 日記
出雲の小田温泉の女将から柿と柚子が送られてきた
その都度旬のものを送ってくださる
母の荷物のような感じがする
というのは何時も一品ではない
必ず庭になったものとかちょっと食べて美味しかったものという中身

箱を開ける前のドキドキ感がいい
母がそうだった
何か手作りのものを忍ばせている

そういう母を送ってもう40年近い
逝った母の年齢を超えた私。姉達もそうだった季節ごとに何か送ってくれるのだけど時にお小遣いが入っていたこともある
そういう姉たちも逝った

小田温泉の女将は歳は私より一回りも若い
しかし母を感じさせる存在でもある
いつも慈愛のこもった手紙も入っている

こうして周りの人に愛され感謝しているが
その愛をどれだけ人に与えているか
貰いっぱなしではいけない

知らない人に労いの言葉をかけて恩返しのつもり
もちろんみじかな人には溢れるほどの愛を渡したい

頂いたらその相手に返すのは当たり前
返すだけでなく流して行くのがいいと私は親に教わった 愛の循環
五行の相生循環と一緒で自然の理にかなっている

新しいパン屋に行って
ゴミ大畑を掃除しているおじさん(チャコちゃん先生より若い)に
「パンのおすそ分け」
喜びは伝染させる事が世のためだと強く思う
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