チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

此の世に化学的な薬は必要?

2014年09月16日 10時05分05秒 | 日記
有る友人の家にお邪魔したら
あるわ有るわ薬の山
思わず「凄いわね」「これ全部主人の物」
そう
男の方って薬好き
有る友人などは25種類の薬を自慢げに私の前に店開きして
一つ一つニコニコしながら説明をしてくれた

どうしてこんなに薬を飲むのだろうと不思議だ
「クスリはリスク」と誰かが仰って居たがまさしく好いこと一つも無いと思う

どうして薬に不信感を覚えたかと云えば
幼少の頃重い腎臓病を患った
そのときハハは薬草と食事療法で治そうと一生懸命だった
しかし医者は調合した薬をどうしても飲まそうとこれまた必死

私は幼いながらハハの差し出す薬草を煎じたもののほうに信頼感があった
其れはトウモロコシのひげを煎じた物であったり
干し柿をつぶした物であったり
食事は白身の魚に塩気をつけないとかーーー

医者にもらうクスリは
「比佐子ちゃんこの薬を飲んだ後お菓子をあげるね」と看護婦さんが言う
其れを聴いていた兄が
「薬飲んでやるよだからその菓子くれよ」
「いいわよ」

薬を飲まない妹はみるみる元気になり
いまでは腎臓病の跡形もない
薬を飲んだ兄は何だか人が変わったみたいに反抗的になって
父とぶっつかっていた
其れは薬のせいではないかもしれないが
薬不信感になるには充分な出来事だった
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 経て絽の着物 | トップ | 単衣の季節 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事