今日から「芒種」にはいる
芒を持った穀物が成長する時期、麦や稲、トウモロコシの実の先端にある毛を芒(のぎ)という
6月は麦の収穫期でもあり、また稲の成長期
しかし最近は人間の都合の品種改良が多々行われて、必ずしもこの暦通りにはいかない
自然界では雨を降らせ、太陽を輝かせ、高温多湿かと思いきや乾燥の日々を作ってくれる。農業や花作りのお人達が忙しい
梅の実が実る梅雨も今や梅は早や店頭に鎮座している
梅と言えば我が家では青梅をもいで「梅エキス」作りに専念するのもこの時期
陶器の摺りこぎで青梅を摺り、それを陶器の鍋で煮詰めるとチョコレート色になって、その液体が万能の常備薬
食べすぎた、便秘になった、風邪ひいた、と小豆粒位をなめるだけ
2キロでお猪口一杯分だけど一年は十分持つ
梅は青いママを食べると毒になるが、こうやって煮詰めたり、梅干にしたり、梅酒にすると私たちの体を守るありがたい素材だ
花で楽しみ、実で体を救ってもらい、幹材は染料に、推古天皇のころは梅が国花と思えるほど愛されていた、菊の花が国の花のようになったのが後醍醐天皇のあたりだちわれている
それはともかく
私達の先祖は自然からの教えを従順に守り、自然の持つ力を自分たちの日常に取り入れ、生かしてきた、これこそが健康食品だ。薬に頼った生活が主流になってしまったのは平成に入ってからのような気がする。そうすると病人がわっと増えた
芒と言えばトウモロコシも収穫まじか、トウモロコシのひげは腎臓病に効く、ひげを煎じて飲むだけ、チャ子ちゃん先生は子供のころ腎臓が弱く、母の自然志向のおかげでこのトウモロコシのひげで腎臓は丈夫になった
野にいる動物たちは病になると、自然界にある薬草を噛んで自ら自分の体を治していく、黄肌という木があるがその樹皮をはいで傷の手当てをする動物のおかげで、人間はその木から黄色の染料をいただくことになった
自然が私達に手を差し伸べている、その手を握ろう
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