チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

猫は天気予報士

2021年05月27日 14時32分17秒 | 日記
昨夜友人宅でのんびりしていたのだが、飼い猫がしきりに顔を洗う、身体中を舐めまくる、その姿を見ていて、昔どなたかに聞いた言葉を思い出した。
「猫が頭から顔を舐め、身体中を舐め始めると、翌日は雨がふるのよ」
うちは動物を飼ってはいけない家だったので、動物の生態を身近に具にながめるという習慣はなかった。そのため、昨夜「明日は雨なのね」と話しかけたら、いきなり立ち上がって、チャコちゃん先生すりすりして来た

案の定
目が覚めたら降雨。しかも肌寒い

淡路大震災の時、地震が起きる数時間前に猫に起こされ、その猫が落ち着かず表に出たがり、自分も着替えて戸を開けたら、ぐらっと来て、家が一瞬のうちに潰れ、表に出ていたおかげで、命は助かった!と話してくれた知人がいた。猫はその後姿を見せなかったけど、10日後に、家の整理に行ったら、物陰から飛んで出て来て,お互いの無事を喜んだという。そして10年後また姿を消し、それ以来戻っていないから、きっと亡くなったのでしょう!という

亡くなった藤本義一さんの、地震騒動のことを書いた文章に、ぼんやりした明け方、大きい犬が先頭に立ち、小さな犬、猫たちがその後を歩き、さらに後ろ最後尾に大きな犬が、まるで彼らを守るかのように隊列を組んで歩き、モヤの中に消えていったーという内容だったが、藤本さんご自身も、その様子が、幻なのか真実なのか、いまだに決めかねる、とその文章を結んでいた

生き物たちの、危険に対する本能の鋭さは人間の比ではない

熊本地震の起きる1週間前、養蚕農家で飼育されていた蚕が、一列に整列していて桑の葉も食べずにいたので、大慌てしたけど、それは大きな地震の予告であったという

本来は人もこういう予知能力は持ち合わせていた
特に縄文時代の人たちは、霊感での行動は当たり前だったと思う

一般的にも、母が子に対する霊力は研ぎ澄まされている。しかし昨今は、自分自身の内側を見ようとする訓練が不足しているので、本能で生きている動物たちに敵わない

猫を眺めながら、人間がモテる本能を錆びつかせてしまっていることに気がつく始末
目に見えるものは、何かと意味あることだということを、猫に教えてもらった


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