゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

異常な血管の再生に新技術

2010-07-15 19:55:54 | 健康・病気

旭医大講 師 膵臓がん治療に活用期待

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旭川医大の水上裕輔講師(41)=内科学講座=は13日、東京都内で記者会見し、がん細胞周辺の異常な血管を修復・再生する新技術を開発したと発表した。これまでの医療技術では難しかった膵臓がん治療などへの活用が期待されるという。水上講師によると、膵臓がんなどでは、がん細胞周辺にできる血管は酸素や血液を運ぶ働きが十分ではない。このため抗がん剤ががん細胞に届かず、転移しやすいなど、悪性度が高い。がん細胞周辺に次々とできる異常血管の発生を阻害する治療法もあるが、血流の少ない膵臓がんには効かなかった。水上講師は、健康なマウスの骨髄から血管を安定化させる細胞を取り出し、膵臓がんを発症したマウスに移植する方法で、血管の正常化を促進。がん細胞内の血流が良くなり、酸素が十分に行き渡った結果、抗がん剤の効き目も明らかに上がったという。今後がん患者らへの臨床応用を目指し、研究を重ねる。水上講師は新エネルギ-・産業技術総合開発機構(NEDO)の2007年度産業技術研究助成事業に選ばれ、研究を進めていた。「今後はがん患者本人などから、安全で治療効果の高い細胞を取り出す方法を確立できるかどうかが課題」と話している。成果は、米国癌学会が発行する13日付けの学術雑誌(オンライン版)にも掲載された。

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健康阻害の仕組み解明

2010-07-15 17:34:34 | 健康・病気

奈良先端大 体の機能調節Gタンパク

100_7771 生命の維持機能を調節する体内の「Gタンパク質」の働きを、特定の化合物が阻害する仕組みを奈良先端科学技術大学院大とアステラス製薬のチ-ムが突き止め、12日付けの米科学アカデミ-紀要電子版に発表する。Gタンパクは細胞にあり、光やにおい、ホルモンの感知や、筋肉、心臓の動作などの機能に関与。過剰になるなどの異常があると、がんや心筋梗塞につながり、奈良先端大の伊東広教授は「働きを邪魔すれば治療薬の開発が可能」としている。細胞では、表面で分子レベルの信号を受け取るとGタンパクが“開いた”構造に変化。GDPという物質を放出し活発に働きだし、血管収縮や神経系の興奮も起きる。チ-ムは、土壌細菌が作り、血液の凝固を防ぐ化合物がGタンパクを阻害ひかするのに注目。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県)で構造を調べた結果、化合物がGタンパクのくぼみに入り込み、開いた構造になるのを防げていた。Gタンパクは人で約20種あり、くぼみの形が異なる。各くぼみに合う化合物を作れば、さまざまな病気の薬を開発できる可能性があるという。

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