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心筋細胞を直接作製

2010-08-07 11:45:06 | 健康・病気

慶大助教ら iPS介さず遺伝子導入

100_7878 心臓を構成する細胞の一つである線維芽細胞に特定の3遺伝子を導入し、心筋細胞を直接作ることにマウスを使った実験で成功したと、慶応大の家田真樹助教や米グラッドスト-ン研究所のチ-ムが米科学誌セル電子版に6日発表した。心筋細胞は再生しないため、新たに作る場合は、分化した体細胞(iPS細胞)などをいったん作製し心筋細胞に分化させる必要があった。ただ移植すると腫瘍化の恐れがあり作製には約40日かかる。今回の方法は腫瘍化を回避でき、2週間と短期間で作製できた。家田さんは「人間でも同様の方法で心筋細胞ができるか確かめたい。将来は、心筋梗塞が起きた部分にこれらの遺伝子をカテ-テルで注入し、そこにある線維芽細胞を直接心筋細胞に変えるのが目標だ」と話している。家田さんらは、マウスの胎児の心臓でよく働いている14種類の遺伝子に注目。“運び屋”としてウイルスを使い、それらを培養血に置いたマウスの心臓の線維芽細胞に感染させると、1・7%が心筋細胞になった。14種類のうち「Gata4」「Mef2c」「Tbx5」の3遺伝子が有効と判明。心筋細胞になる割合は17%に上がった。できた細胞は、心筋細胞に特徴的な黄紋筋構造や拍動も確認された。

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