゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

性別は精子によって決定される

2010-08-19 17:46:59 | 健康・病気

赤ちゃんの性別は、精子と卵子が受精した瞬間に、性染色体がどう組み合わさったかによって決まってしまいます。性別の決定にかわる精子と卵子という細胞は、普通の細胞と違い、染色体の数が半分の23本で、性染色体を持っています。これは、精子と卵子がつくられる過程で染色体の数を半減する減数分裂という特別な細胞分裂が行われるからです。(半減していないと受精卵は別な様態に変化してしまう)性染色体には、女子になることを決定するX染色体と、男子になることを決定するY染色体との2種類があります。卵子は、22個の、常染色体といって、性決定に関係しない染色体と、1個のX染色体を持っています。ところが精子には、22個常染色体と1個のX染色体を持つものと、22個の常染色体Y染色体を持つものの2種類があります。これは、減数分裂で精子がつくられたときに、性染色体がXとYに分かれるからです。したがって、受精卵は、卵子と精子の両方から受け継いだ44本の常染色体とXXという性染色体を持ち、女子になるものと、44本の常染色体とXYという性染色体を持ち、男子になるものとに決まるのです。ヒトの場合は、Y染色体を持たなければ自動的に女子になり、Y染色体を持つ場合にのみ、男子になるようにプログラムされているのです。統計によると、男子の出生率は女子の出生率よりも大きく、約105:100であるといます。Y染色体を持った精子は、X染色体を持った精子と比較して小さく、動きが早いため、受精の機会が多いためではないかと考えられています。

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人はひとつの細胞がはじまり??

2010-08-19 16:10:13 | 健康・病気

体は、精子と卵子が合体して誕生した受精卵というたったひとつの細胞だった。その細胞が分裂しながら増え、骨や筋肉や臓器といったさまざまなタイプの細胞に分かれ、体を形づくっていきます。その後最終的に60兆個の細胞で人体は形成されます。1個の細胞は、分裂を繰り返して、数を増やすとともに質も変化し、さまざまうきな組織、器官、臓器ができあか゛っていきますが、この過程を発生といいます。発生の過程で、細胞がさまざまな組織に分化するまでには、二つの異なったプロセスがあります。それは「決定」と「最終分化」です。1個の細胞は、まず2個の細胞に分裂し、それが4個になり、さらに8、16、32・・・と細かくなっていきます。細胞は、小さくなりながら、数を増やしていくのです。しかし、一定の数に細胞が増えたある時期がくると、それぞれの細胞に、「脳になる」「胃になる」「足になる」といったような、その細胞の「運命」が言い渡されます。これを「決定」といいます。もとはといえば同じ遺伝子を持った細胞のはずなのに、このように運命が異なってしまうのがなぜなのか、その理由はまだはっきりしていません。細胞の相互作用によるのではないかともいわれています。そしてしばらくすると、それぞれの細胞で、それぞれの細胞に応じた遺伝子のスイッチが入り、細胞は「最終分化」して、脳細胞や皮膚の細胞、筋肉の細胞、骨の細胞、血液を構成する細胞など、それぞれの役割を担った細胞になっていくのです。一部の学者によると体内での成長過程で、その場所に到達した順に必然的に変化していくとの説を唱える人もいます。

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