血液を薄めて顕微鏡でのぞいてみると、からだの他の器官と同じように多数の細胞が見えます。人間の体は60兆個の細胞でできているといいますが、その半数以上か゛血液の細胞です。赤血球は中央がくぼんだ円盤の形。一滴よりまだ少量の1立方㍉㍍に、およそ500万個。体中の細胞へ酸素を運ぶ「ヘモグロビン」の詰まった細胞です。たった1秒間に200万個も生まれ、寿命は2、3ヵ月です。赤血球の数やヘモグロビンの量が不足すると、貧血になってしまいます。白血球は、赤血球よりずっと数は少なくて、1立方㍉㍍に5000から1万個。外敵から体を守るという任務を負っています。いくつもの種類がそれぞれの役目に従って共同作業をする、体の中の防衛軍です。そして、血小板。傷ができると集まって、傷口を塞ぐ働きをします。血小板が不足すると、血が止まらなくなります。血液1立方㍉㍍に、およそ15万ないし40万個。このような血液中の細胞は、いったい体の中のどこで生まれるのでしょうか。心臓、それとも肝臓でしょうか。しかし、心臓は血液を送り出すポンプ、肝臓は古くなった赤血球を壊しはしますが、血液細胞をつくるところではありません。血液の細胞が生まれるところ。それは、実は、骨の中なのです。骨の中心部には空洞があり、若いうちはピンク、年をとると黄色味を帯びた骨髄が詰まっています。この骨髄の中の「幹細胞」と呼ばれる細胞が、血液細胞の大元の細胞です。赤血球、白血球、血小板などは、幹細胞が分裂を繰り返し増殖していく間に、しだいに分化してできあがっていくのです。
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