「ワルキューレ」
現在公開中
出演:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、テレンス・スタンプ
第二次世界大戦下のドイツ。
アフリカ戦線で左目を負傷したシュタウフェンベルク大佐は、“良心”と“忠誠心”の葛藤に悩んだ末、祖国の平和のためにヒトラー暗殺を考えるようになる。
やがて画期的な暗殺計画≪ワルキューレ作戦≫を立案し、トレスコウ少将やオルブリヒト将軍ら、同志と着々と準備を進めていく。
極秘作戦≪ワルキューレ≫
国内で叛乱が起こった際、国防軍・武装親衛隊を含め、全ての武装集団を予備軍の指揮下に置き、戒厳令を布告して政府の全官庁、党機関、交通・通信手段、放送局、軍法会議の設置まで全てを掌握する、という計画。
ヒトラー暗殺後に≪ワルキューレ≫を発動し、それをクーデターに利用して国内を一気に掌握する。
それは、ひとたび発令されれば、後戻りもできず僅かなミスすら許されない大きな賭けでもあった。
そして、決行の1944年7月20日を迎えた・・・。
ヒトラーを暗殺しようとした計画は、少なくとも40回以上も計画されたと言われています。
これは、その一つで、最後に企てられた暗殺計画を元にした映画。
歴史を見ればこの作戦が失敗していることは明らかですが、映画全編に緊張感が漲っており、ハラハラとさせられます。
ドイツ国内ではシュタウフェンベルク大佐は反ナチ運動の英雄であり、敬虔なカトリック信者で、そのためトム・クルーズが大佐の役を演じることには強い反発があったそうです。
眼帯姿のクルーズの静かな演技が印象的です。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆