高嶋 哲夫 著 「M8(エムエイト) 」を読みました。

阪神淡路大震災を経験した三人の同級生たちは、それぞれ地震予知を目指す科学者へ、国会議員のスタッフへ、エリートへの登用を辞退しあえて防災を担当できる自衛隊の施設大隊幹部になっていた。
その一人、神戸の震災で家族を失った瀬戸口は、地震の研究で博士号を取得し、大学に残り地震予知の研究を続けていた。
瀬戸口は、独自の計算で半年以内にマグニチュード8以上の東京直下型地震が起きることを予測し、神戸の地震を予知できずに学界から消えた遠山元教授と出会う。
遠山の助言を受け新たに計算すると、なんと巨大地震が10日以内に発生するという結果が導き出された。
そして、ついに東京をマグニチュード8の直下型大地震が襲う・・・!!
いつか必ず東京に大きな地震がきっと来るだろう・・・。
著者のコメント「作家として、神戸に住む者として、科学を志した者として、書いておかなければならない小説、それがこれです。この本を読んで、少しでも地震を理解し、そのために生き残ることが出来たという人が現われれば幸いです。 」
という通りの小説です。
心の準備のためにも一読を!
「災害時の伝言ダイヤル」を知っていますか?
地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板。
局番なしの「171番」に電話をかけることで、安否の状況を音声で録音・再生することができるサービスです。
覚えておきましょう。