万城目 学 著 「鴨川ホルモー」を読みました。
大学生となった安倍は、「京大青竜会」という名のサークルに誘われる。
タダ飯を食うために参加した新歓コンパで同級生に一目ぼれをしてしまい、そのままサークル活動に参加する事になる。
「京大青竜会」のサークル活動とは何か?
さらに「ホルモー」の秘密とは。
吉田神社で彼らが目にしたものとは神かはたまたオニなのか。
恋に友情にそして「ホルモー!」に、
安倍は青春を駆け抜ける・・・。
『鹿男あをによし』に続いての二作目は、本作家のデビュー作です。
『鹿男』も読む前には何のことかちっとも想像付きませんでしたが、
本作の『ホルモー』もまったく想像つきません。
まさに、『ホルモーって、何?』です。
ネタばらしとすると・・・
(ネタをばらしても本作の面白みは変わりません!!多分・・・)
とりあえず焼肉やホルモン焼きとは一切関係ありません。
「ホルモー」というのは、
オニたちを指揮して京都の四方に位置する大学の学生たちが戦うゲームのことです。
『鹿男』同様に風変わりな設定ですが、登場人物や京都の町などの描き方はリアルです。
京都を舞台とした何気ない大学生活の日常と、「ホルモー」という競技を通して描く青春恋愛ストーリー。
学生時代の自由な雰囲気が出ていて、楽しんで読めました。