「縞模様のパジャマの少年」
公開：２００８年 アメリカ・イギリス合作
出演: エイサ・バターフィールド, ジャック・スキャンロン, アンバー・ビーティー,
第二次世界大戦下のドイツ。
8歳のブルーノはナチス将校の父の昇進により一家で殺風景な田舎に引っ越してきた。
遊び相手もおらず、退屈な日々を過ごしていたブルーノ。
ある日、退屈なあまり、母から立ち入りを禁じられていた裏庭から奥の森へと探検に出て、巨大なフェンス越しに縞模様のパジャマの少年シュムールと出会う。
そして、二人の間に友情が芽生えるが…。
ナチスのユダヤ人強制収容所の物語です。
出てくる場面はベルリンの家、引越し先の田舎の家、収容所のフェンスといたってシンプル。
戦闘機も戦車も破壊された街も一切出てきません。
父の仕事の内容も収容所とはどう云う所なのかも知らないブルーノの目線で物語は進んでいきます。
軍人家族の人間としての葛藤、複雑な心理を描いている所がリアルで、説得力がありました。
さらに少年の純粋な目を通して描かれる事で、戦争、人種差別の愚かさが際立って見えてきます。
そして、まさかのラストに絶句！！・・・。
この映画のお勧め度：☆☆☆☆
