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大学の研究室から奈良の女子高に2学期だけの予定で赴任したちょっぴり神経質な「おれ」。
ひょんな事から、剣道部の顧問になり、奈良、京都、大阪の3校対抗試合に臨む事に。
そんな「おれ」に雌鹿が渋い男性の声で
「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」。
と話しかけてきた。
奇想天外な出来事に巻き込まれた「鹿男」はこの国を救うことができるのか・・・。
漱石の『坊ちゃん』を彷彿とさせる各種設定や文体
先の読めない展開に、時々挟まれるギャグ
歴史ある奈良が舞台になっていて、卑弥呼など有名な伝説や遺跡が絡む事で,そこへと繋がる人や時間,物へのロマンが膨らむ
ファンタジーなのかミステリーなのか学園モノなのかよくわからない摩訶不思議な物語の世界が展開する。
なかなか、面白い。
飽きずに一気に読めます。
「鹿男あをによし 」を読みました。